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🍆が亡くなった話。
※開き直ります、バドエンだぁい好き!結構エゲツねぇ話書いてみようと思ってます。
すごく直球です。
苦手な人はバックしてね。
死ネタって少し罪悪感あるよね。見る分にはいいけど……まぁ、なら書くなって話です。
『たすけっ…!たすけて…!ドズさん!!』
息を切らしながら叫ぶ電話口のぼんさん。こんな時間にと寝ぼけた僕は苛ついていた。
そして、ドッキリだろうと、勝手に結論づけた。
「なんです…夜中ですよ?」
『それはっ…!それ、ッ…はっ…はっ…んん…ちょっと…今ね、ドズさんの家の近くにいるの…!助けて…!来て、こっちに…!お願い…! 』
「警察呼びましょか?」
『もう電話した…!でも、後回しだって…!しょうがないから逃げてる…!でも、人いた方が良いからッ…!お願い…!』
はっ、はっ、と息も切れ切れに捲し立てるぼんさんに「ドッキリこの時間はやめて…」と言う。
『どっ…!?ドッキリ、ドッキリッ…しゃない…!お願い!本当なの!助けてッ…!』
切ろうとした瞬間、ぼんさんが叫ぶ。
『待って…!切んないで…!ッ……助けっ…!』
「はいはい、分かりましたよ、今行きますね」
『ほ、ほんとっ…?ありがとッ…!待ってるから、早く…早く来て…! 』
安堵したような声で喋ったぼんさん。
携帯を耳から離し、切ろうとした、が。
『ひっ…!な、んで…!待っ…!助けッ…!ヤダ…!や”めッ…!!あ゙ァ゙ッ…助けて…!ドズsブツッ!
「……切れた…。演技上手いなぁ」
流石は元俳優、と奥で何かを叫ぶ男らしき人たちの聞いた覚えのない声を聞き逃していた。
「朝……かぁ…ふあ〜…」
グググ…と背を伸ばし、カーテンを開ける。みるピエが玄関前で箒を掃いている。
みるピエが、家の横を見た瞬間、腰が抜けたのかドサリと座り込み、カタカタと震えていた。
「みるピエ…!?」
急いで駆け寄れば、みるピエが「あ、あ、あれ…!」
と指を差した。
その指された方向を見てみると…。
「ぼんさん…?」
見知ったパーカー。靴、背格好。そして横顔。
ぼんさんが、僕の家の壁に寄りかかり俯いて座り込んでいた。驚かそうとスタンバイしてたのに、ここで寝落ちしたのかと思った。実際寝落ちしているように見える。が、横からでも分かる。薄暗いけど朝だからよく見える。
ぼんさんが、そこにあった。
「ぼ、ぼんさッ…じょ、冗談きついっすよ…?ね?驚きましたよ、だから、ほら、起きて…?」
近づいて頬をペチペチと叩く。
瞳の瞳孔は開ききっていて、身体も冷たくって。
僕と目線が合わない。
「ぼ、ぼんさ……ぼんさん…!ぼんさん…!!」
グラグラ揺らしても何も反応しない。開いている口からどんどん出てくる血。これは…助からない。
もう、死んでる。
「は、はっ…はッ……」
昨日、助けを求めてたぼんさん。でも、寝ぼけててドッキリだと思って「向かう」って言っておいてこんなに近くにいるぼんさんを放って…。
これを見るに暴行されたのか。大人数で殴り殺されたのか。どちらにしろ、とてつもなく怖くて痛かったはずだ。なのに僕は簡単に適当に返事しておいて、助けなかった。
来てくれる、助けてくれるって必死に耐えていたぼんさんを、見殺しに来た。
彼は、ぼんさんは……最期、どう思ったんだろう。恨まれる、怨まれた。絶対。許してくれない。怨霊になっちゃうかも、僕のせいで。
「……みるピエ……ぼんさん、死んでる。だから警察と救急車を」
死んでッ…と声をつまらせるみるピエを無視し、辺りを見渡す。カメラ、ある。なら映ってるはずだ。
捕まれば、良いが。
お通夜。静かな部屋。畳の上に布団があり、ぼんさんが静かに目を瞑り寝ている。
この空間で息の音を響かせているのは僕だけ。
上下せぬ胸の上に手を乗せ、動かないか何度も確認する。その度に、心が締め付けられながら。
お顔にかけられた白い四角い布をソッと取り、白くてアレの時より綺麗に整え死化粧されたぼんさんの顔を覗く。
あの時の恐怖を帯びた死に顔とは程遠く、とても穏やかな顔をしている。
「ごめんねッ、ぼんさんッ…。信じてあげれなくって…。勝手にドッキリだって決めて……助けに行くって言いながら放っといてッ………ッごめん…。恨んでるよねッ…、ごめん…ごめんねッ…」
縋りつきながら泣きじゃくる。
何年も一緒に活動してきた、これ以上ない大切な相方。だからこそ、こんな簡単にぽっくり逝ってしまうとは考えたくもなかった。
泣きながら、見なければ良かった内容が映っていた防犯カメラを何度も止め、見返しながら脳裏に焼き付けていったのを思い出していた。
〚ドズさん、ドズさん、どうしたの?〛
「…!ぼんさん…!?」
〚泣かないで、ドズさん。俺が死んだのはドズさんのせいじゃないからさ〛
「でもっ…!僕が早く行ってれば…!」
〚ドズさんが来てても、相手は3人よ?ムリムリw叶わんてw〛
「で、でも…!でも………。ッ…ぼんさん、ぼんさんッ…ごめ、ごめん…!」
〚ん?なんで謝るの?〛
「だって…助けれなかったから…」
〚だからぁ、アレは仕方ないって。……俺は……うん、怒ってないよ。気にしないで〛
「………でも〚俺は怒ってないけど………あ、じゃあさ、生きてよ、寿命か病気か事故で死ぬまで〛
「…ッ…ごめん…ごめんっ…!ぼんさん…!」
〚んふふ、はいはい、そろそろ起きたら?朝なるよ〛
「…うん、ぼんさん、じゃあね」
〚じゃあね、天国行くわ〜〛
「……ふっ笑」
〚あ、行けないだろって思ってんな!?〛
「ふふふっ…いや、行けんじゃないっすか?w」
〚テキトーだなぁw まぁ、良いや〛
「……また、夢に、来てね…」
〚気が向いたらね〛
「何してんすか、ドズさん」
「……あれ…おんりー…」
「ぼんさんと一緒に寝たらあかんやろ…w」
「おらふくん…」
「ぼんさんの腹は枕じゃ無いっすよ?」
「MEN……」
〜〇〇年後〜
「ぼんさんが?」
「そ。夢に出たの。ドズさんは悪くないって。優しいなぁって…流石ぼんさん…」
「俺も…ありがとねって……夢で…撫でてくれました…」
「僕はかなちぃですわwって…あと、次は働くっても…w」
「俺は後ろからどつかれました…wお前しか荒らしがいなくなったなwって… 」
「やっぱり優しぃなぁ、ぼんさんは…w」
──でも、やっぱりまだ遺っている。
あの、ぼんさんにとっての最期の夜。
明日を迎えれなかったぼんさん。
朝が来ても、明けない止まった僕の周りの時間。
そして、それよりも濃く遺る僕の耳の奥底に。
呪いのような、彼の最後の声。
いつまでもつきまとう忘れれぬあの音。
『助けてッ…ドズsブツッ!!
コメント
4件
ひゃあ〜っ、!!! 神すぎますっ、!!! ほんとにバトエン書いてくださってありがとうございます😭 自分では、バトエンに手が出せなくって…(大好きだからこそ…) 推しが報われない系、ほんとに良いですよね✨️

バットエンド好きなのめちゃめちゃにわかります!!!自分も大好きです!!!口角吹っ飛んでいくかと思いました!これからも頑張ってください!!!!