咳払いの後
「なんであんな状況に?」
家に帰って事情を聞くことにした
『吉村先生が言ってたまんまだよ』
『俺らに嫉妬して…』
「それは知ってます」
「崖から落ちる前のことですよ」
『え?ぁあ、』
『帰ろーってなって*校舎から出た時*』
『ビュン!って
死体がアオイの目の前に落ちてきて』
『うわぁ…これはトラウマになるだろうなぁ』
『って顔してたからぁ~…』
ニヤニヤと笑う……、鬼か?鬼か。
『記憶消して、』
「……」
そんな簡単に記憶消さないでよ…
『あ、記憶消す時脳に衝撃を
与えるから少しの間気絶するんだよね』
『でも健康に害は無いから大丈夫、!』
本当か…?
疑っていないというあからさまな顔をする
『はは、本当だよ……』
『そ…その後
吉村先生に崖まで追い詰められて』
『そこでアオイが起きたって言う…』
「…なるほど」
「わかりました。」
「今回は許します」
「でもこれからは
絶対記憶消さないでください」
『ぁ、あぁ…うん…多分』
曖昧な返事をする
「多分?」
『いや…はい。しません……』
「あとひとつ聞きます」
「冬祭りの時も消しましたよね?」
『……』
ゆっくりにやっと口角を上げる
『消したよ』
『アオイに頼まれたからね、♡』
頼んだ、?私が?
いやそもそもその時
rdさんが記憶消せること知らなかったはず…。
『だから
なんで消したのかは言えないなぁ~♡』
『結婚したら言うね』
『ふふ、可愛いかったなぁ~?』
「け…結婚って……長…」
『…やっぱり。』
『最近結婚する事否定しないよね』
アオイの垂れた髪を耳にかけて
『好きになってくれた?』
その手をはらい
「はぁ…?なると思いますか…?」
『ふっ、ふふーん』
『可愛い~♡』
『早く結婚しようね』
『教えてあげたいし、ね?』
コメント
5件
今回もめちゃくちゃ良かったよ!!!! あら!!!そうなのね!!! もしトラウマになったら、 日常生活に支障が出るかもしれないからね それが正解な気がするよ…(?) あれ?これは怪しいな…? まぁ、結婚したら伝えてくれるらし… も、もしかして…!!!(?) 催眠あーだこーだ?!(?) 次回も楽しみに待ってるね!!!!