2月上旬
現在高校2年生
〜ゾム視点〜
俺の通っている高校には数人不登校の人がいる。そしてその中には俺の親友がいる。その親友が不登校になった理由はよく分からないけど大変なんだろうなって思う。そして今日もその親友にお便りを渡しに家に行く
ピーンポーン
???「はーい」
zm「今日も届けに来たでー」
???「今行くわ」
zm「ほいこれ」
rbr「んッありがと」
zm「じゃあなー」
rbr「あっちょっと待って」
zm「?」
rbr「いつものお礼といってはなんだけど……うち上がってく?」
zm「まじ?いくいく!!」
〜ロボロの部屋〜
zm「ーーーでさ〜」
rbr「なんやそれww」
zm「まじでそんときやばがってんww」
rbr「てかもう話すことないな」
zm「確かになぁ〜」
rbr「あっゲームあるけどする?」
zm「やるー!!」
数時間後
zm「弱すぎ〜ww」
rbr「なんやとぉ〜!!」
zm「wwwwww」
rbr「あっそういえば最近学校どう?」
zm「あ〜えっとね……おもんない」
rbr「おもんないって?」
zm「つまんないってこと」
rbr「いやそういうことじゃなくて……」
zm「wwwwww」
rbr「あっお菓子あるけど食う?」
zm「食べるー!!」
数時間後
zm「遊び疲れたぁ〜」
rbr「……」
rbr「なぁ」
zm「なにぃ〜?」
rbr「もし……..俺に寿命があるって言ったら…..どうする?」
zm「……」
zm「別に…..」
rbr「そっか……」
zm「てかいきなりどうしたん」
rbr「いやーなんかさぁ医者に寿命があと3ヶ月って言われちゃってさ……」
zm「は?……お前マジで言っとるん?」
rbr「本当にびっくりしちゃうよな〜笑!残りの寿命3ヶ月って言われたけどまだやり残したことあるんよな……」
zm「ちょ……えっ….?」
rbr「死ぬまでにやりたい事100の事とか作ってみよっかな〜笑」
zm「な、なに言って……」
rbr「あっそうだゾム俺の願い聞いてくれんか」
zm「えっ……ね、願いって?」
rbr「もし俺が死ぬまでにやりたい事が全部出来なかったら……終わってないやつ代わりにやってくれ!!」
zm「お、おう……ええで」
rbr「フフッありがと!」
zm「てゆーか寿命3ヶ月って……ホンマなん?」
rbr「まぁな」
zm「……そっか」
rbr「てか今6時だけど大丈夫そ?」
zm「あっごめん!そろそろ帰るわ!」
rbr「バイバ〜イ」
〜ゾムの部屋〜
あと3ヶ月……か
もうあいつと話せなくなるんかな……もっとあいつと思い出作っておけば良かったわ……それにまだ不登校の理由も聞けてないし……もしあいつが本当に3ヶ月しか生きられないんだったら……
zm「何をしてやるべきなんかなぁ……」
〜翌日〜
zm「今日も届けに来たでー」
rbr「あんがと!」
zm「……なぁなぁ」
rbr「どしたん?」
zm「お前ん家で遊んでええか?」
rbr「全然ええで!!」
〜ロボロの部屋〜
zm「あのさぁ……お前と話したいことがあるんやけど……ええか?」
rbr「ええよ」
zm「寿命3ヶ月って……どうしてそうなったん?」
rbr「あぁ〜なんか俺……よく怪我しててさ!その怪我が重なってこうなった」
zm「……嘘つき」
rbr「そんな事言うなよぉ……」
zm「本当のことを教えてくれんか?」
rbr「あ〜そうやなぁ……卒業式の時に教えてやるわ!!」
zm「卒業式って……お前はもう……….」
rbr「まぁまぁ細かいことは気にすんな!!」
zm「言い方悪いかもしれんけど……卒業式の時にはもうお前の寿命はとっくに尽きてるし……」
rbr「そんなことないで!」
zm「えっ?」
rbr「夢は信じ続ければいつか実現するで!」
zm「お前……」
zm「アニメの見すぎやぞ」
rbr「いやいやそうとは限らんで!昔話にもあるやろ?夢を信じ続けていた少年の元に夢の神様がやってきて少年の願いを一つだけ叶えさせてあげるって話が!」
zm「いやそんな話ねぇわ」
rbr「スンッ( ˙꒳˙ )」
zm「あっそうや他にも話したいことがあってな……」
rbr「なにぃ?」
zm「最後に……思い出作らんか?」
rbr「……ええで」
zm「まじか!?じゃあ明日早速バカでかいゲーセン行こうぜ!!」
rbr「えっ?お前学校はどうするんや?」
zm「うーん……休む!!」
rbr「フフッ……お前らしいわ」
〜翌日〜
zm「ーーーーー!?」
rbr「ーーーーww」
zm「ーーーーーーー(ꐦ°᷄д°᷅)」
rbr「ーーー:( ;˙꒳˙;):」
数時間後
zm「楽しかったな!!」
rbr「せやな!」
zm「あっそうや最後に写真とろーぜ」
rbr「それええな!」
zm「じゃあ行くぞ?はいチーズ!」
パシャ📸
それから俺たちは色んな思い出を作った。それと同時に死ぬまでにやりたいこともやった。その時のロボロの顔はとても幸せそうで見てるこっちも幸せな気分になれそうだった
そしていつの間にか時間は過ぎていった
3月中旬
現在高校2年生
zm「今日も届けに行こ〜♪」
ピロリンッ
zm「んッなんや?」
〜LAINにて〜
rbr「ゾムごめん。俺もう」
zm「どした?」
zm「おーい?返信しろ〜」
zm「大丈夫か?今どこにいる?」
zm「ロボロ?」
zm「待ってろ今行くから」
〜現実〜
文が途中で途切れてる……なんかあったのか?
zm「多分まだ家の中だよな……勝手に入ってすまん……今謝っとくわ」タッタッタッタッタッ
〜ロボロの部屋〜
zm「ロボロ!!」
zm「ロ…ボロ?」
rbr「……」
zm「あっ……えっ……?」
rbr「……」
zm「嘘だよな……嘘って言ってくれよ……なぁ……死ぬまでにやりたい100の事まだ終わってないやん……」ポロポロ
rbr「……」
zm「なんで……なんでなんや……ロボロはなんも悪いことしてないやろ……」ポロポロ
どうやら俺の親友は……思ってたよりも早く旅立ってしまったらしい。
zm「グスッ……ロボロォ……返事….しろよ……」ポロポロ
机の上に本を見つけた。表紙には
<死ぬまでにやりたい100の事>
と、丁寧な文字で書かれており中を見てみるとまだ10個しかできていないようだった
zm「そういえばお前俺に叶えられなかったやつ代わりに叶えてって言ってたよな……」ポロポロ
zm「俺が代わりに叶えてやるよ……お前の願い」ポロポロ
rbr「……」
そういえばお前言ってたよな。夢は信じ続ければ実現するって……お前のその言葉、信じてみることにするわ。それでもし夢の神様だっけ?が現れたら俺……夢を叶えてもらうことにするわ
zm「ちょっと待っててな。すぐに……すぐにお前の願い叶えてやるからよ……」ポロポロ
zm「だから……だから……!」ポロポロ
zm「俺を置いて転生とか….すんなよ」ポロポロ
zm「お前は俺と一緒に転生して……来世も一緒に過ごすんやから……」ポロポロ
俺は机の上の本を取り決心した
俺は….高校卒業する前にあいつの願い叶えてやる……
次回は3年生になってロボロさんの願いを本格的に叶えてあげるのかなぁ……
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