部屋の窓を拭いていた時
落ちていく生き人形を見つけた
どうしたのだろうと少し見ていると
むくっと起き上がってきた
遠目で良くわからなかったが
藍色の綺麗な髪の毛をしていた気がする
「どうしたんだ?」
gr「いえ、外から生き人形が落ちていたもので」
「そうなのか」
「なぁ、部屋の外に出てみないか?」
gr「部屋の外…?」
「そうだ!気になるだろう!」
「丁度変わらぬ部屋に飽き飽きしてきた頃だ」
gr「…………」
gr「いいですね!」
「そうと決まれば行くゾ!」
ガチャッ!
そうして、俺は部屋の外を出た
部屋の外は、とにかく綺麗だった
高級感のある
カーペットやランプなどの家具
「凄いゾ!」
gr「はい!」
しばらく廊下を歩き
いろんな場所を物色した
見つかったらまずい
すると、カツカツと歩く音が聞こえた
急いで、部屋に戻り
バレないかドキドキしたが
こちらの思いが届いたのか、足音は遠ざかっていった
gr「ドキドキしたぞ…」
「そうだな!」
gr「あっ、今失礼な物言いを!」
「大丈夫だゾ!別に気にしとらん!」
??「面白そうな子がきたね」
??「お披露目、受かってほしいめぅ~」