テラーノベル
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楽屋で向井が岩本相手に騒いでいる…
俺は、スマホを弄りながら…その会話に耳を傾けていた
「岩本君も、頑なだねぇ〜」
横に座っている目黒が、意味ありげにそう呟いた
「もう少し、柔軟に対応出来んのか…」
溜息混じりで呟く渡辺に
「それは、しょっぴーも同じでしょ?」
目黒が、鋭く突っ込んでくる
「は?俺がいつ…」
「だって、素直に伝えなかったんでしょ?あの眼鏡をかけてたのが、他の誰でもない…岩本君だったから気になってたんだって…」
岩本にはまだ言っていないが…
目黒は俺達の事情を知っている…
昨日の夜も岩本の家から出た後に、たまたま連絡が来た目黒に愚痴を聞いてもらっていた
「それは、その…」
「2人共、頑固だよねぇ〜」
ニヤニヤしている目黒に
「あぁ、もう五月蝿い!」
一言言って、視線を逸らす
逸らした先には岩本の姿…
「………」
確かに、あの眼鏡は岩本に凄く似合っていた…
俺が、見惚れてしまう程度には///
「なぁ!眼鏡、かけてぇ〜や」
今だに向井に絡まれている岩本を眺めながら
「恥ずかしい奴め…///」
渡辺は、ほんのりと頬を赤く染め
ポツリと、そう呟いた…
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