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コメント
1件
思ったより好評であれば続きを書こうと思っています。きっと。
第一章 予言のノート
「宮、それ……見つけたのか?」
部長の石田仁人が、顔を強張らせてノートを見つめた。
「それ、昔の未完原稿だ。
書いた人間は不明。
でもな……“書かれたことが現実になる”って噂がある」
笑い話のはずだった。
だが、ノートの最初の一文を読んだ瞬間、私たちは黙り込んだ。
『十月二日 午後四時三十二分
文学部室にて、宮桜子が奇妙な原稿を発見する』
時計を見る。
――午後四時三十二分。
第二章 焼却炉
その夜、スマホにメッセージが届いた。
「明日、焼却炉に来て。
ノートの続きを読んで」
送り主は、坂口すみれ。
学園のマドンナで、私が密かに憧れている先輩だった。
翌朝。
焼却炉の前には、黒く焦げた跡が残っていた。
中心に落ちていたのは、すみれ先輩のスマホ。
画面には、原稿の続きが表示されていた。
『被害者:宮桜子
発見者:坂口すみれ』
すみれ先輩の姿は、どこにもなかった。
その夜、ノートには新しいページが増えていた。
『宮桜子は、焼却炉の中で
自分の死体を見つける』
第三章 消える存在
翌日から、世界が狂い始めた。
クラスメイトは言う。
「宮桜子? 昨日、事故で亡くなっただろ」
私は、確かにここにいるのに。
日が経つごとに、
私を覚えている人間は減っていった。
そしてある夜。
ノートに、自分の筆跡で書かれた文字を見つける。
探偵役:宮桜子
犯人:***
黒く塗りつぶされた部分を指でなぞると、
インクの下から、別の文字が浮かび上がった。
─ページの外側。
それは、ノートを読んでいるあなたに向けた言葉。