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「 え…?ミク、何言って、 」
「 私は呪われてなんか… 」
ᴍ ɪ ᴋ ᴜ 「 そっか 」
ミクはそう言い、私から視線をずらした。
ミクは空を見た。
薄黒い雲に覆われている空を見て、
ミクは少しだけ口角をあげた。
ᴍ ɪ ᴋ ᴜ 「 私、雨、好きなんだ 」
そう言うと、優しく微笑んだ。
ミクが微笑んだとき、一瞬だけ
雨が弱まった気がした。
ᴍ ɪ ᴋ ᴜ「 …今日は、お祈りしないの? 」
「 え? 」
私はいつも、お昼休みの時にお祈りをしている。
お祈りのことは誰にも言っていない。
なのに、なんでミクが知ってるの…?
ᴍ ɪ ᴋ ᴜ「 私、少し前からずっと波音のこと見てたの 」
「 …なんで? 」
ᴍ ɪ ᴋ ᴜ 「 だって、ずっと苦しそうだったから 」
ミクはどこか悲しそうな顔をして私を見つめる。
私はミクの目を見ようとしなかった。
「 苦しくなんてないよ 」
ᴍ ɪ ᴋ ᴜ 「 嘘はダメだよ… 」
ミクはそう言うと、私を優しく
抱きしめてくれた。