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さとりとこいしの幻想日記

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さとりとこいしの幻想日記

2 - 第2話お燐

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2022年03月10日

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家に帰ってきたはいいもののこいしはずっと外の様子を見ている。

「お姉ちゃん……明日はきっと見つかるよね?」

不安げにこいしは私を見た

「きっと見つかるわ」

こいしの顔はパァと明るくなった。どうやら私の一言がはげみになったのかもしれない。

「そうだよね!私あの猫ちゃんの名前考えたんだ〜」

こいしは私に近づいてくると、こいしが考えたとゆう猫の名前を紙に書いた。

「お燐?」

「そうお燐!いい名前でしょ?」

「そ…そうね」

妹のネーミングセンスは呆れるくらい悪い

(でもせっかくこいしがつけた名前だし…」

結局私はその名前でOKした、名前思いつかなかったから…

翌朝私とこいしはまたあの野良猫…いえ、お燐を探しに行くことにした

でもこの幻想郷はとても広い。そう簡単に見つかるわけがない……それに地上へあまり出たことないから道もわからない。

「うーんいったいどこを探せばいいのかしら?」

「昨日の森を探してみようよ!」

こいしは私の質問に即答してくれた

「他に目星もないし行ってみましょうか?」

「ゴーゴー!」

私の手を引っぱって走っていく

(あれ?これ飛んだほうが速いんじゃあ)

私はそんなささいな考えをすぐに振り払った

「あっ」

こいしが止まる。

私はこいしの背中に思い切り鼻をぶつけてしまった

「なんでいきなりとまるの?」

目の前には昨日の猫…じゃなくてお燐がいた

「あっお燐!こっちこっち!」

お燐はこいしの手をぺろりと舐めた、私の手も舐めてくれた。お燐は元いた位置に戻った……突然そこには人間の少女…いえ猫耳が生えている女の子が立っていた

「えっ?」

こいしがこちらを見る。

私を見たって何もわからないけど……

これにはさすがのこいしもぽかんとしてしまった。

「お…燐?」

「とても素敵なお名前ありがとうございます!」

いきなり喋ったので少しびっくりした。

「あなたは?」

「私はあの野良猫です!素敵なお名前もつけてくださって……」

お燐はうっとりした表情を浮かべた

「と、とりあえずあなた家は?」

「……」

どうやらないらしい

「ならうちに来る?」

「いいんですか?ありがとうございます!!」

これが初めてお燐と出会ったとき

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