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〘奇襲戦略〙
【登場する影】
千里…ドイツの影。男性。
単眼…日本の影。男性。
牡丹…中国の影。中性。
姐様…スイスの影。女性。
鈴… フィンランドの影。少女。
エリー…ルーマニアの影。少女。
帛…パラオの影。少年。
千里「牡丹、お前エリーらと会ってきたんだろ?」
牡丹『…覗くのはやめろ。』
千里「見えるものは仕方ないだろう?それで何か聞いたか。エリーはルーマニアと接触したはずだ。しかもあいつは口が軽いからな。」
単眼『牡丹。悪いことは言わないからさっさと話してしまえ。こいつの気は短いぞ。』
牡丹『…エリーはオリジナルと接触してない。接触したのは涅のオリジナルだ。』
千里「なに?匂いを辿って行ったんだろう?接触していないとはなんだ。」
牡丹『お前はいい加減、話を最後まで聞く努力をしろ。』
千里「あぁそうだな。話してもらわないと困る。いいぞ、続けろ。」
牡丹『涅のオリジナルの左眼球を取ろうとしたらしいがどうやら日本家のどれかに邪魔されたらしい。両の前腕に切断した跡があった。』
千里「ふん。あいつは頭が足りていないからな。それにしても両腕の切断か。単眼のオリジナルとその兄は抜刀しないからな。」
単眼『しないこともないが両腕を切断できる程の力はないはずだ。』
千里「おい、姐様。お前のオリジナルはひと世代前のオリジナルらとよく関わっているだろ。知らないか。」
姐様『…それ程の力量があるなら日海のオリジナルか陸日のオリジナルだろう。』
千里「なるほど。邪魔だな。」
単眼『千里。まさかとは思うが狙いを絞りたいのか?』
千里「当たり前だろう。邪魔な奴は集中的に狙うべきだ。」
牡丹『千里、その話だが2-2で別れよう。』
千里「ほう?やっとお前も効率的に考えるようになったか。」
単眼『だったら千里と俺が組もうか。牡丹は姐様とでいいか?』
牡丹『ああ。私は構わないが姉様は』
姐様『牡丹と組むさ。悪いが千里とは合わない。』
千里「俺も姐様とは合わねえな。」
鈴「千里。どうして合わないと思うくせに姐様を強引に引き込もうとするんだ。」
千里「はあ…。鈴、またいるのか。しつこいな。」
鈴「あなたはいつも周りを巻き込むんだ。迷惑も考えずに。姐様はあなたのお遊びに付き合っていられる程暇じゃない。」
牡丹『鈴、やめておけ。またぶたれるぞ。』
鈴「私は」
ドゴッ
鈴「あがっ…、、」
単眼『千里!!』
千里「いつまでたっても変わんねえな。うるせえつってんだよ。」
鈴「ぐ…、う”…、、」
姐様『千里。きみはいつまで子供のような態度をとる気だ。』
千里「…計画変更だ。牡丹、姐様。お前らはセイレーンと当たれ。」
牡丹『千里、なぜそんなにも姐様をいじめる?』
姐様『私のことは気にするな。それより牡丹、少し手を貸せ。』
牡丹『…単眼。私たちはこれで。』
単眼『ああ。鈴の手当はエリーに頼め。』
姐様『ありがとう。それじゃあ。』
単眼『…千里。』
千里「やっぱ俺の方がおかしいんだな。」
単眼『ああ。それに手が出るのが早すぎる。』
千里「喧嘩したいわけじゃないんだが。」
単眼『本当…、俺とアイツがいなきゃお前一生一人だぞ。』
千里「わかっちゃいるさ。」
単眼『鈴には謝れよ。』
千里「…来てくれるか。」
単眼『ついて行ってはやるがお前がちゃんと謝れ。いいな?』
千里「わかった。何とかする。」
単眼『また噛みつくなよ。』
千里「…あぁ。」
鈴「姐様、ごめんなさい。」
姐様『鈴は悪くないさ。どうかしてるのは千里のほうだ。』
牡丹『鈴、内臓は大丈夫か。骨も。』
鈴「大丈夫。あ、でも肋骨は折れてるかも…。」
姐様『それくらいなら大丈夫。』
鈴「うん。すぐ治る。」
牡丹『千里には単眼がちゃんと言ってくれていると思うから。もし何か謝れでもしたら殴れ。』
鈴「うん。…って、え?」
姐様『いいのか?』
牡丹『女に手をあげた方が悪い。』
鈴「そっか。」
牡丹『にしても姐様、セイレーンと当たるのはいいのか?』
姐様『まー、なんとかなるとは思うが。あまり自信はないな。』
鈴「断っていいのに…。」
姐様『いや、私が断れば他が巻き込まれるだろう。気にするな。』
鈴「そっかあ…。」
牡丹『できる限り守るよ。』
姐様『ははっ、たのむぜ?』
牡丹『ははは…。なんとかする。』
鈴「姐様、牡丹。私もついて行く。」
牡丹『冗談じゃない、これ以上お荷物増やせるか。』
鈴「私の身は私が守る。いいでしょう?お願い。」
牡丹『だめだ。』
姐様『鈴はまだ未熟すぎる。』
鈴「経験を積ませてもらえないんだからそうに決まってる。私は、一人でもオリジナルと互角に戦えるようになりたいんだ。」
牡丹『今回、なぜ千里が私と姐様を巻き込んだか分かるか?鈴。』
鈴「効率でしょ、あいつのことだから。」
牡丹『違う。オリジナルの数が多いからだ。』
鈴「多い?」
姐様『なぜだか知らんが現.旧を問わず一か所に大勢のオリジナルが集められていてな。』
牡丹『そこに乗り込むんだ。悪いが鈴は足手まといになる。』
鈴「そこに私のオリジナルはいるの?」
牡丹『わからない。』
鈴「そう。じゃあ旭と組んで私も行く。」
牡丹『だから』
エリー「あら、面白そうな話してるじゃない。」
牡丹『最悪だ。』
帛「それじゃ僕も混ざりたいなー!」
牡丹『軽い気持ちでするようなことじゃない。』
エリー「私と帛で組んでいきましょうよ。それに私の腕を切り落としたあのクソ男にお返ししてあげなくちゃあね。」
鈴「ねえエリー、私も行きたいの。でも牡丹がダメって叱るのよ。」
エリー「まぁ。いいじゃない。失敗して殺されても経験よ。」
牡丹『殺されるのを前提にしないでくれ…。』
帛「それなら鈴は誰と行くの?」
鈴「旭を誘うつもり。彼女は乗ってくれるはずだから。」
姐様『もう何でもいいが、千里から撤退の信号が届いたら大人しく撤退しろ。いいな。』
鈴「わかってる。もうぶたれるのはごめんだから。」
エリー「アイツにはきつく言っておかないとね。」
牡丹『もう殴れ。』
エリー「あーあ、そうね。久しぶりに血を浴びるのもいいわね。」
牡丹『…鉄の処女は遠慮しろよ。』
コメント
2件
まって影さんたちの名前すっごいかっこいい……めちゃ好き……もしかして日本の影、目が1つ見えてる?から単眼って名前なのかな?!だとしたらめっちゃ凝ってて凄い!!……エイ海ウクの影の名前も気になる!一瞬だけウク欠損してくれないかな泣…………私の癖なだけだけどすっごいそれでエイ海に怒られて世話焼かれててほしい……
うわああ第2話もめっちゃ重くてカッコいい…!!😭💥 千里の暴力性と単眼のフォロー、牡丹と姐様の大人な距離感、それぞれのキャラが立ってて一気に世界観に引き込まれたよ…! 特に「女に手をあげた方が悪い」って牡丹が言ったとこ、グッときた…鈴ちゃんの「経験を積ませてくれない」って叫びも切なくて、早く強くなってほしい気持ちと心配が入り混じる…! エリーと帛も加わって次どうなるの!?続きが気になりすぎる〜!!🌸🔥