テラーノベル
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桜の観察は止まらない、この人はすっぴんなのにシミ一つない!
韓国の男性は肌が綺麗だとは聞いていたけど改めて間近で見ると本当に綺麗だ
いったい何を食べたらこんなお肌になるの?キムチ?発酵食品は肌を綺麗にするとは言うけれど、彼は毎日キムチを食べるタイプなのだろうか? お母さんも色白なのだろうか? 私はいつも生理前になると口の周りに吹き出してくるニキビに悩まされているというのに、なんて羨ましい・・・
熱心に資料を見ているジンがこちらを見ないのをいい事に、桜はマジマジと彼を間近で観察し続けた、
―眼福だわ、ちょっと待って!リップを塗っていないのにどうしてこの人の唇はそんな綺麗な桜色なの?赤ちゃんみたいじゃないっ! 世界中の口紅を開発している人にこの人は謝るべきだわ!唇の血色が良くて御免なさいって!
―良い男でごーめーんーなーさーーいー!―
黙って観察しながら桜の心の中では断崖絶壁に立って、ジンの好きなポイントを次々と大声で叫びたい気分だ
あの唇は温かいのだろうか?冷たいのだろうか?どれぐらい柔らかいのだろうか?ここから見ただけでも何だかフワフワで柔らかそうな気がする
―キス・・・したら・・・どんな感じだろうか・・・ってバカ!やめなさい!桜!―
桜は綺麗なジンの唇から意思の力を振り絞って視線を引きはがした、その時ジンが顔を上げた、桜はビクッと背筋をシャンっと伸ばした、彼と目が合うだけで胸が震えるほどの恍惚が込み上げてくるのだ
ジンはたしかに一重だが、目の幅がとても広くて大きい・・・瞳は真っ黒、それを縁取る睫がよく見ると短いけどびっしりとアイラインのように生えている、迫力のある三白眼の持ち主だわ
動物に例えるとライオン・・・・ううん、この人は黒豹だわ・・・しなやかでそれでいて雄々しいの・・・
「僕の失態の尻ぬぐいをこんな形で君にさせることにとても心を痛めている・・・でも・・・もしこれが本当に成功したら・・・」
彼の男らしさにうっとりして見つめていた桜はハッとして、真面目な顔を取り繕ったが、ジンが何を言ってるのか最初の方は聞き取れなかった
「僕は君に一生の恩義を感じるよ」
「計画どおりにやれば絶対大丈夫です!」
「君はずいぶん計画性がある人なんだね」
「ハイ!それはもう!一生独身の人生を考えて介護施設に何歳で入るかもシュミレーション済みです!」
フフッ「僕も同じ所に入居しようかな」
フッと緩んだ口元が男性なのに可愛いと思ってしまった。思わず気負ってスラスラと口から出てしまった冗談に、軽くのってくれている、彼は堅物だと言われているけど決して冗談の効かないタイプではないと桜は確信した
―素敵!もっとビジネス以外の砕けた彼を見て見たいわ―
それから彼はまた黙りこんで資料をじっくり眺めている
もし断られたら・・・出しゃばった事をしてすいませんでしたと謝って海まで走ろうと思い悩んだ矢先・・・
やっと彼が口を開いた
コメント
1件
黒豹みたくカッコよくて冗談もわかる男って🤭ジンさんの魅力反則級ね!