頑張れ、頑張れ!ここで戦わずしていつ戦う!
残り少ないこの命、どうせ死ぬなら役に立って死ね!
皆が自分の命を犠牲にしてまで繋いだこの一瞬、この隙を無駄にはさせない!
行け、行け!たとえ無駄でも攻撃を繰り返せ!
もうすぐ夜明けだ!他の柱は皆生きている、勝てる!
視界が眩む、呼吸がしずらい。
それがどうした。それは皆同じだ。
もうすぐ、もうすぐだ…耐えろ、耐えろ__
___嗚呼、なんて綺麗な朝日だろう
雄叫びを上げ、無惨は散った。
やっとだ。皆の無念、やっと晴らせたな。
遅くなった、あまりにも長い長い戦いだった。
天国にいる隊士達よ、我々鬼殺隊が勝ったぞ。
私達の為に死んでくれてありがとう。そのお陰で無惨を倒せた。
君達のお陰だ、ありがとう、ありがとう…。
これで、やっと__
「炭治郎のまま殺せ!」
__は?
無惨、お前はどれだけ人の命を踏みにじれば気が済むのだ。
あの太陽の様に暖かい少年を、どうして暗闇に突き落とすのか。
頑張れ、頑張って。私はもう動けない、役立ずでごめんね。
「竈門炭治郎。お前は、陽の光をも克服し、最強の鬼の王となるだろう。なぜならお前は竈門禰豆子と血を分けた兄であり、あの化け物と同じ呼吸を使うことができた 唯一の者。お前は死なない、私は信じる」
お前の勝手に炭治郎を巻き込むな。
炭治郎、皆生きている。そこにお前がいなくてどうする。
ほら、行きなさい。皆、お前の帰りを待っている。
「行くな、行くな炭治郎!私を置いて行くなァァァァァァ!!!」
「お前は私と地獄に行くんだよ」
どこまでもしぶとい奴。さっさと死ね
「__優雨さん?」
「約束破ってごめんね皆」
コメント
5件
続きみたいです!