辰哉💜『はぁ〜っ♡』
翔太💙『最悪…マジ最悪』
翔太は歯磨き粉メーカーのイメージモデルをしているからか、口臭にはうるさい。俺も最大限のオーラルケアはしている。しかしどんなにケアをしていても、ニンニクの匂いだけはどうにもならないらしい…
翔太💙『最悪、臭過ぎる…』
辰哉💜『当たり前だ!今日の餃子の撮影を前に餃子食わねえ奴居ねえだろ?』
翔太💙『何で前乗り餃子してんだよ?新鮮な反応出来ないよ?』
〝そこはプロなんで〟ウザっと悪態吐かれると臭え臭えと連発しながらソロの撮影をこなしている。
コミカルな表情を求められるCMの撮影現場は翔太が居てくれると心強い。
2日前の休日に照と訪れたラーメン屋でニンニク増し増しスタミナ豚骨ラーメンを食べた俺は燃えていた。
辰哉💜『これで最強よ?朝まで翔太寝かせねぇから』
照 💛『きもっ』
〝程々にしろよ?臭くて嫌われるぞ〟照の忠告を無視して精力増強に勤しんだ挙句、仕事から帰宅した翔太に臭いから近づくなと言われ、空き部屋に押し込まれる。
これが3日前の出来事。
そしてトドメはCM撮影前日に舘様に餃子パーティに誘われ鱈腹食べてしまった…
涼太❤️『ニンニク食べるとアッチの方が元気だよ♡長続きするってう・わ・さ////翔太に宜しく』
そりゃ食べるさニンニク増し増しスタミナ餃子を。宜しく言う前に撃沈した…
この日も仕事で不在だった翔太は帰ってくるなり、部屋の窓という窓を全開にすると、俺を空き部屋に押し込んだ。これが昨日の出来事だ。
翔太💙『明日の朝まで出てくるな💢』
泣くよ…そりゃ泣くさ。もう2日も翔太と離れ離れの上にエッチどころか、キスもさせてくれず、一人寂しく空き部屋に敷かれた来客用の冷たい煎餅布団に、翔太のシャツを羽織って眠っているんだ!滅多に泣かないふっかさんも泣いちゃうぞ!
朝重たい身体を起こすと、翔太不足の身体は悲鳴をあげ、目は腫れ顔は浮腫んでいる。
辰哉💜『翔太が足りなくて顔が浮腫んでる!』
翔太💙『いつもそんな仕上がりだぞ…まだ臭いぞ離れてくれる?』
酷い‥酷すぎる。翔太を満足させようと頑張った結果がこれだ…何がいけなかったんだろう。
撮影現場へ向かう車内では、窓を全開にした翔太が顔を外に出して排気ガスたっぷりの東京の空気を吸っている。〝ん〜爽やかな空気〟と俺に当てつけるように言っているが大して爽やかでも何でもないだろ。そろそろ人前で泣くぞ…
撮影現場に到着すると、二人とも一気に仕事モードだ。見慣れたスタッフに挨拶するとカメラテストの為に先に翔太が餃子と対峙中だ。
翔太💙『うんまっ!やっぱ餃子はガツンとニンニクが効いてる方が上手いっすよね』
コッソリ覗き見ていた俺は耳を疑った。営業トークで場を和ませているつもりかも知れないが、この3日間の俺の怨念を思い起こさせるには十分過ぎた。
辰哉💜『へぇ〜にんにく好きなんだ?た〜んとお食べ精力増強に良いらしいよ?今晩が楽しみだね、なべ♡』
真っ青な顔をして泡を吹きそうな翔太は可愛い。順調に思えた撮影は俺の一言を機に一変した。動揺した翔太はNGを連発して幾度となく撮り直しをすると、大量の餃子や焼売を食べる羽目になった。
翔太💙『もう食べれないよ…』
今にも泣き出しそうな翔太を前に休憩が言い渡されると、翔太の手首を掴んで洗面所に駆け込んだ。
翔太💙『俺もう無理…お腹いっぱい』
辰哉💜『頑張れナベ…あともうひと頑張りふふっ同じくらい臭いぞ?』
〝やだぁ〟口を塞いでトイレの個室にしゃがみ込んだ。〝嘘だよ?キスしてみる?〟翔太は上目遣いで俺の事を見ると〝臭いって言うつもりだろ〟と言って拗ねている。
辰哉💜『試してみる?』
翔太は右手を差し出すと〝立たせろ〟と言って甘えている。恥ずかしがり屋の盛大な甘え方だと俺は捉えている。手を取り勢いよく立たせると唇に優しく吸い付いた。3日ぶりの翔太に次第に激しさを増すと息を付く間も与える事なく貪った〝苦しい〟と弱々しく胸を叩いて合図を送る翔太の頭を撫でると唇が離れた。
翔太💙『ふっかの唇柔らかい』
辰哉💜『何?忘れちゃってた?』
翔太💙『今度からニンニク料理食べる時は同じ時に食えよな』
翔太はキリッとした顔で勢いよくトイレから出て行くとその後は卒なく撮影をこなした。マネージャーの運転でマンションへと向かう帰りの車内無言で窓を全開にされると、翔太と二人クスクスッと笑って手を繋いだ。
玄関扉が開くと3日分の寂しさを埋めるように貪り合う。玄関には投げられたように二人の靴が乱雑に脱ぎ捨てられ、寝室までの動線には余裕なく剥ぎ取られた二人の服がポツポツと落ちている。
辰哉💜『ナベ♡手出して?』
翔太💙『んっ?こう?』
両手を差し出した翔太の手にたっぷりのローションを注ぐと〝おいバカ何やってんの〟と言って慌てて小さな手をお椀型にして受け取った。
辰哉💜『自分で拡げて?早くシタいでしょ?ちょっと俺顔洗ってくる』
翔太💙『えっ待って…やっ//』
カチャカチャとベルトを外し、Gパンを下ろすと翔太を置いて洗面台へ向かった。口を濯いで顔を洗う。〝ふぅ〜綺麗さっぱり〟喉が渇いて冷蔵庫から水を取って含むと、翔太の分も持って寝室に戻った。
辰哉💜『わぁお////エロい…服が中途半端なのやばい最高じゃん』
翔太💙『脱げなかったんだよ!お前が両手ベトベトにするから💢』
辰哉💜『両手出したのそっちよ?それなしてもエロすぎる』
四つん這いになった翔太は、後孔に自ら指を突っ込むとヒクつくソコを優しく抜き挿ししていた。〝選手交代♡〟中途半端に膝に留まるGパンを下着ごと脱がすと胸の突起を弄りながら後孔に指を這わすと、すんなり俺の指を咥えた翔太の隘路は柔らかくすぐにでも俺の熱茎を受け入れる準備が出来ていた。
辰哉💜『ねぇ?最後に自分でしたのいつ?』
翔太💙『…昨日////寂しくって弄っちゃった…』
〝ふふっバカだねぇ全く… 〟
ニンニク増し増しスタミナ餃子の恩恵に肖りながら朝まで愛し合う二人。
足をすり寄せ、唇を重ねた翔太は〝匂う?〟と言って身体を起こすと眩しい朝日に照らされ身体を染めた。〝ふふっ分かんねぇ多分臭いんじゃない?〟やだぁと言いながらもう一度キスした翔太は恥ずかしそうに、はにかんだ。
翔太💙『食べる時は言ってね?俺も餃子食べて待ってる////ニンニク増し増しで♡』
餃子の王子様💜💙 おわり
コメント
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結局キャンペーン応募しなかったんよなー。デンティスも当たんないし🥺🥺
あん!かわいい💜💙
可愛かったですよね、あのCM‼️