TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

保育園での服装は上下ジャージときまっているか、自宅から保育園までは私服と定められている。


それはさゆりのためでもなく、衛生上保育園から入社前に通達されている事で、

もちろんパンツでもスカートでも構わないが風紀さえ乱さなければいいとゆう程度だった。


さゆりの私服といえば、スカートが多く、パンツスタイルのものもあるが普段着はミニスカートを着ていることがほとんどだった。



母に上の服を着せてもらい、続いてスカートも履かせられていく。


ミニスカートではあるものの、紙おむつを隠すには充分な長さがあった。


母(一応言っとくけど、おしっこしたくなったら近くの先生に言うのよ)


オムツ離れて間もない幼児に言うようにさゆりの目を見て話しかける。


(うん……)


恥ずかしさから小さな声で返事をしたものの


(そんなの、なんて言えばいいの?)

(おしっこしたいからオムツ取ってくださいなんて言えないよ…)


そんなことを考えている姿を見て母は


(おしっこ出ちゃったらちゃんと言うのよ!いつまでも園児じゃなくて先生なんだからね!)


そんな言い方しなくても……


と思うさゆりではあったが昨日、保育園でおもらししてしまったのは誰でもなくさゆり本人なのである。



(いってきます )

車に乗りエンジンをかける。

隣には紙オムツの大きなパッケージがあり、さゆりの羞恥心を大きくする。

(二度とおもらしなんてしませんように)


念じるように呟きながら車を走らせた。



信号待ちの時にスカートの方に視線を向ける。


自宅で立った時は大丈夫だったが、座るとミニスカートのすそから紙オムツが少しだけ見えていて


(あ!)


思わず片手で裾を伸ばし紙オムツを隠そうとする。


(やだ、誰にも見られてないよね)


その言葉と共に少しだけ尿意を感じ始めているさゆりであった。



(やだ、おしっこしたい、もう少しガマンさせて)


神に祈るようにハンドルを持ちながら両手を合わせる。


とくに渋滞とゆう程でもなかったが、尿意に耐えている時間の進むのが遅いことは誰にでもわかる。


(ウソでしょ…もう少しだから。もう少し……)


こんな時に限って赤信号で止まる車。


(漏らすなんてイヤ)


冷や汗をかきながら保育園が遠目に見えてきた。


(もうちょっとだから…もうちょっと………)


ガマンしている時間と進まない車は比例しない。


(あ、マジでヤバいかも…)

(こんなことだったらオムツする前にトイレしとくんだった。。。)


そんなことを考えても時すでに遅し。


目の前の保育園までガマン出来なさそうな感じで


(どうせ漏らすんだったらしちゃってもいいよね)

(もう少しだけがんばれ私)


悪魔と天使が交互にバトルする。



。。


。。。


(あぁぁ……)

(あぁぁぁぁぁ………………)

(あぁぁぁぁぁぉぉぁ……………………)


我慢は限界を超えてさゆりのおしっこは紙おむつに吸い取られていった。


(なんで………)



この作品はいかがでしたか?

9

コメント

1

ユーザー

続き待ってます!面白かったです

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚