テラーノベル
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――それからと言うもの、私達に柵(しがらみ)は消え、絆はより一層深くなった。
これまで通り、いやこれまで以上に。
恥ずかしがっていたお風呂も、これまで通り一緒に入ってくれるようになった。
これまでと違うのは――
「あぁ……お姉ちゃん――出るっ!」
「ん……いいよ、お姉ちゃんの口に何時でも出して……はむっ――」
お風呂場でのこれが“日常”になった事。
ユキちゃんは元気だ。一緒にお風呂に入ると、必ず勃起する。
でもこれは健康な証しであって、ユキちゃんから求める訳でもなく、私から楽にさせてあげている。
射精するだけなら手だけでいいのかもしれない。
でも少しでもユキちゃんに気持ち良く、楽になって欲しいから私は口でする。
何よりユキちゃんの精液を体内に入れる事で、私達は一つになっていると言う喜びがあったから。
私は満足だ。今も、そしてこれからも。
でも気になる事が――
何時からだろう。私はユキちゃんのを咥えながら、自分の陰部を指で弄っていた。
何故かは分からない。ただそれをすると、ユキちゃんと一緒に私まで気持ち良くなっている錯覚がする。
実際とても気持ちが良い。下腹部が疼いて仕方がなかった。
「お姉ちゃんっ――出るぅ!」
「んんんっ――!」
ユキちゃんの精液が口の中に満たされたのを感じた瞬間、同時に弄っていた私も絶頂に達する。
「はぁはぁ……」
「ユキちゃん……」
そして終わった後は、お決まりのキスを交わす。
満ち足りた気分である事は間違いない。
でも何か違う……。
物足りなさ?
私は何時しか“完全”に満足していない事に気付いた。
それは――“ユキちゃんが欲しい”と言う気持ち。
でもそれは駄目。血縁同士でそれは許されない事。
元よりこの状況さえ、間違っているとは思う。
でも最後の一線を越える事だけは、理性が拒んだ。例え本能が望んでいたとしても。
ユキちゃんもそれは望んでいない筈。
でも――
“血縁じゃなかったら今すぐにでも結ばれたい”
理性と本能。私は日々その二つの狭間に揺れて、想いは増幅していく一方だった。
――何時ものように部屋内にて、二人で勉強している時だった。
私はユキちゃんの家庭教師も兼ねている。だから何時も寄り添うように教えていた。
宿題を終わり、一息吐いた頃――ユキちゃんの様子がおかしい。
勉強の最中、ずっともじもじとしているのは何時もの事だけど、何処か違う。
まるで“何か”言い出し難い事を、躊躇っているかのような――
「おっ……お姉ちゃん」
不意にユキちゃんが、私の目を真っ直ぐに見詰めて声を上げた。
私はその純粋な眼差しに、少しばかりドキッとする。ユキちゃんの純粋さには何時まで慣れず、心を奪われそう。
「どうしたの? また……大きくなっちゃった?」
ユキちゃんは苦しくても、自分からは言い出さない。
だからユキちゃんの想いを汲んで、何時も私から事に及ぶ。
ユキちゃんが言い出し難いのは、大きくなって苦しいからだと、手を下腹部に伸ばした瞬間――
「ちっ――違うよ!」
私の手を拒み、はっきりとした否定の態度に私は戸惑った。
否定された事に対する怯え――私は固まってしまい、言葉が出なかった。
“嫌われた”
絶望が駆け巡っていく最中、不意に唇が奪われた。
「んん……」
何時ものユキちゃんの辿々しいキスに、私は歓喜と共に戸惑う。
――嫌われた訳ではなかったの?
それは分からないけど、ユキちゃんは情熱的に舌を絡めてくる。
やがて――
…
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