注意書きは3話をご覧ください。
全てシャオロン様視点でございます。
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その後俺たちは101号室に向かった。
101号室は書記長トントン、チビのロボロ(あとで〇す byロボロ)、兄さん、らっだぁ達の部屋だった。
この部屋はとにかくうるさい…というか荒れてる。
キレるトントン、ただ単に声がでかいロボロとらっだぁ、1人だけ静かな兄さん。
トントンの机には大量の書類。
地位が高いと書類も多いんやな…
戦況報告部幹部のらっだぁは至近距離射撃部隊幹部のロボロに書類提出を迫られて叫んでいる。
この軍書類の締切守らんやつ多すぎるやろ。
流石戦況報告部。声がバカでかい。
ロボロも戦場でよく叫んで味方を鼓舞するから声マジでバカでかい。
遠距離攻撃部隊幹部の兄さんは静かに読書タイム。世界観違いすぎるやろ。
sngm「…荒れてますねこの部屋…」
しにがみさん、それ言ったらあかんやつやと思う…
rda「いやそんなことないって!ほら静かに…」
rbr「姉さんの方見るな!!!手が止まっとる!!はよやらんかい!!!」
キィィィィィン
…パリィィィン!!!!
sngm「なんで僕見たらだめなの…」
r「姉さん美人で可愛いから…あっあと姉さん親衛隊(自称)やから!!!」
rda「可愛いからぁ!?!?!?!?!?」
キィィィィィン
…パリィィィン!!!!
tn「うるっさいわ!!!マジで黙れお前ら!!!」
【悲報 101号室の窓2枚がロボロとらだおのせいで割れる。】+トントンブチギレサービス付
あとロボロ「姉さんの方見るな」は酷いやろ。それは許可しろ。今唯一の娯楽やぞ。
でもしにがみさんって女性みたいよな…ちょっと可愛い…って何思てんねん俺のアホッ!!!
チーノとかロボロじゃあるまいし!!!(失礼)
これでも人殺すための仕事に就いてるんや!!!そんなこと思ったらあかん!!!
すぐに「…まあ男やしな…」と思い始め、開始2分でもれなく終戦。
その戦争の元となった張本人はトントンに話しかけに行き、書類の整理を手伝っていた。
俺は部屋を見渡すと昔みんなで公園で遊んでいたことを思い出した。
トントンが悪戯したやつを粛清してて、その間にらっだぁがロボロに悪戯して、悪戯されたロボロが追いかけまわしてて…兄さんは大先生とかと遊んでて…
あ〜懐かし…昔もこんな感じでみんなとワイワイ遊んでたなぁ…あれから15年か…時の流れは残酷やで…
sho「フフッ」
思わず笑みが溢れた。
rda「シャオロン?どうしたんや?」
sho「いや、なんでも?」
rda「そうか…」
今は昨日…というか数時間前とは打って変わって俺はとてつもない幸福感に包まれている。
なんかふわふわしてて、暖かくて…なんとも言えない懐かしい感じ。
ずーっとこんな時間が続けばいいのにな
そう思った。
sngm「ではもう行きますね〜」
tn「ありがとう…助かったわ…」(⇐4徹目
sngm「いえいえ!!…ってことで行きましょっかシャオロンさん!!」
sho「えっあっはい!!!」
急に話かけてれてビビった…
sho「じゃあなお前ら!!!」
最後に手を振って部屋を出た。
t/r/rd/n「じゃあな〜」
部屋から声がして、また手を振ってしにがみさんを追いかけた。
なんか最後の最後まで兄さん話せへんかったな…
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sngm「次は944号室行きましょ!」
sho「いいでs…!?」
上からなんか違和感というか殺気が…っ!?
危ない
本能がそう言った。
sho「伏せて!!」
俺の本能に言われるがまま、しにがみさんに黄色信号を送った。
sngm「ふぇっ!?」
キンッッ!
しにがみさんが伏せた瞬間、刀が空を切る音がした。
モブ「チッ…」
っ誰!?俺らの軍服と違う…敵かっ!捜索しにきたんか?
sho「誰や!?」
懐に忍ばせていた刀に手をかける。寮の建物の中で殺すのは人が集まってきそうで気が引けるが、この際仕方がない。
この時はまだ知らなかった。
俺の目から耀が消えることを。
sngm「ハァ…」
sngm「またかぁ…つまんな…」
しにがみさんは1つ溜息と言ノ葉を吐き捨てると、腰にある拳銃を抜き取り敵に向けた。
カチャッ
バンッ
バンッ
安全装置を外し、敵に先手打たれる前に半殺しにしてしまった。
モブ「ガァッ…」
sngm「まってねえ銃使えたんだけど!!!やったぁ!!!」
sho「おお〜!」
sho「って早く留め刺さないと!」
sngm「あっほんとだ…」
sngm「え〜さっさと苦しみながら死んでくれたらよかったのに…手間掛かるなぁ…」
敵がこちらに銃口を向ける。しにがみさんはそれを蹴飛ばして敵の方へ向かっていく。
sngm「ねぇ〜駄目じゃん」
sngm「大型新人幹部さんを殺そうとしちゃあ…」
狙ってたの俺っ…!?
sngm「悪い子には躾が必要だよね〜監禁がいい?拷問?それとも殺されたい?」
心做しか嬉しそうな声で話かけるしにがみさんは、男にじわじわと近づいている。
モブ「フーッフーッ…」
sngm「話せないんだね、別に生きてても意味ないし君には苦しみながら死んでもらおうかな」
モブ「黙…れっ…今すっ…ぐ…大…佐に…ほ…」
…こいつ、死ぬ前に報告を…!!!
sngm「うっせぇんだよ」
そう言うとしにがみさんは敵を蹴り飛ばし、報告を阻止した。
sngm「シャオロンさん、」
sngm「こいつ殺してください!フフッ」
sho「…!!!」
こっちに笑顔で向いたしにがみさんの目は耀が宿っておらず、服やら美しい顔やらは血で汚れていた。
だが今放った言葉は最後に音符が付いているような上機嫌。
今、はっきりと自覚した。
ここは、戦場なんだと。
寝ても覚めても戦場。
味方も敵も、幾多の命を殺してきた脅威。
俺はその脅威の一員になってしまう。
怖い。
けどそれはこの間までの俺で、今は違う。
「殺してください」
その一言で
『楽しそう』って思ってしまった。
ゾクゾクした。
国のために
みんなのためなら
いくらだって
敵や裏切り者を
殺す。
これは軍隊に入った奴の義務みたいなものだけど。
俺は自分で「相応しい」と思った。
はぁ、やっと。
『お揃い』まで堕ちてこれた。
これで俺も
脅威だ。
皆と一緒。
あいつらと
おんなじ。
これから俺は脅威になる。
これが俺の初仕事。
こんな楽しいことをさせてもらえるなんて。
すっっっげぇ
最ッッッッ高!!!!!!
ゾクッと背筋に何かが走ったその瞬間、俺の目から耀が消えた。人を殺めるためだけに。
sho「では」
sho「仰せのままに。」
俺は敵の前に立ち、少し歩けば顔面に刀の刃が突き刺さるくらいのところに刀を差し出す。
sho「さよ〜なら♡」
そう言ったあと俺はドスの効いた声で
sho「害虫」
と言い放ち、愛刀を振り下ろした。
殺した感覚は分からなかった。
『楽しい』『快楽』
これしか頭に浮かんでおらず、無様な死体は海へ投げ捨てたこと以外分からなかった。
sngm「ありがとうございます!!!いや〜、殺気に気付かなかったら僕ヤバかった…チョットキヌイテタカラナァ…」
何か小声で言ったみたいだが、聞きとれなかったので気にせず話を続ける。
sho「いや〜間一髪でしたねぇ」
sngm「怖いんですよねぇ時々ああ言う奴がくるので…」
怖いって…急に人格が戻って驚いたが、俺も俺だ。
さっきまで人を殺めることを快楽と受けとるいわゆる「ヤバい奴」だったが、今は「いつもの」俺に戻った。
人格って人殺してる時は変わるんや。そんなもんなんかな。
同じやったらええんやけど。
sngm「それより早く行きましょ!!!皆さん待ってるので!!!」
sho「えっ待ってくれてるんですか?」
sngm「そうなんですよぉ…皆さん『新人くる』ってハイテンションでしたから…」
sho「やべぇ…」
sngm「あんなやつに時間裂いてなければ…!!!」
sho「しゃーないっすよ…それよりはよ行きましょ!!!」
sngm「はい!!!」
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え〜…下手。
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