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「今朝はなぜ会いに来なかった。
わしは色々と相談したいことがあったの だぞ。」
劉備は怒りを抑えて問いただした。
「申し訳ありません。
急ぎの用がありましたもので。」
孔明は、馬謖との戯れを劉備に見られていたのも露知らず、顔色を変えずに言った。
「張飛亡き後、その息子張紹が不憫でならぬ。
しからば張紹を 我が子、劉禅の侍中に昇進させてやろうと思うのだが。」
劉備は義兄弟の契りを交わした張飛の死以来、気持ちが晴れなかった。
張飛に似て勇猛果敢な張紹のために何かしてやりたかった。
「それなら尚書僕謝の職に就かせるのが良いでしょう。
実力者の彼ならば、劉禅様のお傍で父の無念を晴らそうと頑張るでしょう。」
孔明も生前苦楽を共にした張飛に対する思いは同じであった。
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