ある日、町を歩いていると、こんな話を耳にする
(ねぇ、知ってる?)
(何が?)
(あれよ、最近謎に起きる事件)
(事件…知ってる、なぜかみんな同じく針を飲ませられ、死亡した事件の事でしょう、不気味よね…)
痕跡も何もない、だがなぜか人々が針を飲ませられ死亡する事件…もちろん、僕は信じない…そう言いたい、そうしたかった、面倒事に決まってるから、でも、
(知らないふりをするのは難しい、散兵…)
(知ってるでしょ、僕だってそこには行けない、何か分かって、見たとしても、何も分からない状況で飛び込むのはダメだ、今回の事件は…)
そう、謎の事件は、その場に行ったことでなる事件、そしてその範囲は大きくなっている、幸い、範囲が大きくなるのは遅いと分かるが、目には見えず、いつこっちまで範囲が大きくなるか分からないのだ、
僕は信用しないと思った?確かに痕跡もなし、敵の姿も黒幕の情報も分からない…こんなのはもう分かりっこない…信用したくないさ…でも、
(散兵様…また部下が…)
少しずつ部下は死んでいき、人々も怯えて警戒心が強くなっている、ファデゥイも動くしかない…
(そ、でも、なぜだろう、誰がこんな事件を、)
これだけの範囲、いずれは地球さえも……そんなことを考えていると、ある情報が入る、
(範囲に入った赤ん坊は死なずに、生きている…か…)
そう、範囲に入っても死なない奴もいるのだ、今死んでいる奴らは、範囲の大きさに分からず死亡しているのと、遊び半分で行って死亡していることだ、だが、なぜかここ最近、死なない人々も出てきている、
(何か殺される理由がある…だとしてもこんなに範囲が大きいと、神でも難しいはず…なら、誰が?)
少なくても、その赤ん坊が化物だった話はすぐになくなった、血の検査、姿、体の構造、全て人間と同じなのだ、被害を受けてる側がスイッチではないと考えられる…そして、また新たな謎が生まれる
(あ、れ、雷元素が…)
そう、誰も元素の力を使えなくなったのだ、最近そう、誰も元素を使えなくなり、結果的に大騒ぎになっている…
(散兵でも分からない?)
(公子、君は何か分かった?)
(その、こう言った事件を解決する男がいたらしく、ここに来てるだとか)
(その男、呼べる?)
(あぁ、)
もし、もし解決できるなら…それでいい、やらせて解決できるんだしね、
でも…もし嘘なら、いや、嘘でも良い、今は可能性に信じるしかない…
情報がない以上…
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