ストレス溜め込み人はテストがあってメンタルが消え去りました。溜め込みきれず消え去りました。はい、後期テストは消え去ってしまえとつくづく思ってます。スタートしましょう。
おにぎりを握りながら今日の訓練の事を考える。遠征にいくのは文翔様と莉灯様の隊だと言うのを聞いた。2つの隊は戦争でとても高い成果を出している。だがもし、この状態で敵国が攻めてきたら,,,?
「,,,そんな事考えても、意味はないか 」
朝御飯はおにぎりの他に卵スープを用意。暖かい物を食べたいけど、遠征だと冷えて美味しくなくなるという兵士の愚痴を聞いたことがあったので、とろみで少しでも冷えないようになってほしい。
「今日は何?」
「おはようございます莉灯様。今日はおにぎりと卵スープです」
「ふーん」
「お嫌いでしたか?」
「いや、別に」
莉灯様はご飯を作る度にこうやって聞いてくる。多分監視の意味合いもあるのだろう。
「遠征、頑張ってください」
「大袈裟だね。ただの野外訓練とほとんど同じだよ」
「そうですか」
そう言えるのは実力あってこそだろう。しかしそれを言うのは、なんとなくダメな気がして、ただ出来上がった朝食を弁当につめて渡すことしかできなかった。
「大変だ!敵を補足した!」
掃除中にそう聞こえてきた。想像していた事態が起こってしまったらしい。掃除も一段落ついたので、何か自分にも手伝うことはないだろうか。パニックになっている兵士達の間を通り抜けながら考える。
その時、とある人とぶつかってしまった。明莉様だ。
「す、すみません,,,前をよく見ていませんでした,,,」
「いいよいいよ!それより大丈夫?怪我ない?トマト食べる?」
「怪我はありませんし、トマトは大丈夫です」
「メイドさんもはやく避難した方がいい よ。今葵さんと天羽さんが向かってるから、大事にはならないと思うけどね 」
「そうですか,,,わかりました。失礼します」
「気をつけてね~!」
葵様と天羽様が相手なら、敵はひとたまりもないだろう。ただ心配なのは、敵が遠距離もしくは防御型だった時。葵様はナイフが基本だから遠距離は苦手、それを天羽様がカバーしているのだが、防御型の場合、天羽様特製の爆弾でもあまり効かないだろう。どうしようと考えていると、ふと昔の事を思い出した。自分が出来るは、あれを使ってみる事だ。
「取りに行かないと,,,」
自分の部屋が無事でよかった。本棚の仕掛けをといて、箱を取り出す。中には1つのトランシーバー。ポケットにいれ、誰にも見つからないよう見晴らしの良い場所にいきたい。
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