⚠︎ nmmn を 取り扱っております。
hrfw 両片思い 。
処女作故に色々多めに見ていただければありがたいです… 🙏
__________________
何時からだろうあの人を目で追う様になったのは
何時からだろう、彼が僕の名前を口にすると自然と口元が緩む様になったのは。
まるで、恋する乙女のように彼の言動一つ一つに期待する様になったのは。
僕は小さな恋をしている。相手はホストで顔が良くて、人望が厚くて、誰にでも愛される人、叶うはずのない恋だ。
最初は感謝からだった、僕へ弄りを確立してくれたのは、紛れもなく彼だったから。其所から「アニキとコブン」という2人の関係を手に入れて、其所から僕は欲張りになった。烏滸がましいことに誰もが彼の”相棒”と認める、赤メッシュの大学生は僕の気持ちを知っている。相談も受けてくれている。
好きで好きで堪らないから触れるのが怖くて、此れ以上彼を見るのが怖い。
「 自分を1番に見て欲しい 」「 せめて、弄るのは僕にして」 「 また、ゲストで呼ばれてて、僕から遠ざかっていかないで」
なんて自分勝手などろどろした独占欲が沸々と溢れ出てくる。この感情の止め方を僕は知らない。
今日は某木塾の収録日、必然と彼と顔を合わせて会話をしなければいけない。
ユニットを組んでから約二周年、欠点を見つけるどころか関わるごとに彼への好きという想いが加速していく。
気分屋な癖に、意外と寂しがりやで、心配性だったり、情が熱い不思議な人、そんな彼が愛おしくて仕方ない。
控え室の壁に額を付けては、小さく溜息を漏らして本音を零す。
『 好きなんだよなあ … 』
「 何が ? 」
『 えっとですね…ってアニキ!? 』
後ろを振り返れば、此処2年思考を独占し続ける彼の姿があった。思わず、大きな声を上げて目を見開くと、眉を顰めて、片耳を指で塞ぐ仕草をされる。
「 俺の質問に応えろ、”何が”好きなんやお前。」
ずいっと、顔を鼻先まで寄せて僕を睨みながら問い掛ける。
近いっ、近いっ、… !!
『ひ、ひまさんの歌みた聞いてたんっすよ!やっぱ好きだなあ!ひまさんの声っ!って!』
「あ 〜 ぽんぴま推しやったな、お前。そえば 」
ふーん、と興味無さ気な声を出して、首を回す。もうどうでも良くなったのか後ろを向いて歩き始める。
後ろから見ると ぴょこっ、と寝癖が飛び出ているのが見えて、思わずふふっと、笑みを溢し無意識に頭を撫でる。
すると不破さんは硬直して、ギギギ っとあたかも壊れた機械のように此方を振り返る。
「 な … 、撫でんな!勝手に!俺アニキやぞ!」
『す、すいません…、寝癖ついてて…あとアニキ意外と小ちゃくてかわいいんだなぁ… って』
「 は ッ /// 」
「 可愛い 」という言葉を発した瞬間、彼の白い顔は真っ赤に染まり、耳まで ぼっと紅色に色付く。
え… ? なに、その反応 … 。
ぶんぶん、と撫でる手を振り払えば、今度はぐいっと僕の手を引っ張られる。
頬に柔らかい、生暖かい感触が一瞬、触れ直ぐに離れる。
…… 不破さんが、僕の、頬に、キスを、した。
目の前には顔を真っ赤にして上目で此方を見つめてくる彼の姿があった 。
頬に触れようとすると、叩かれ彼は走り去っていく。
「 晴のばぁ〜っかっ!! 」
此れって脈アリってこと…!? ねぇっ、明那助けてよ!!
「 ( 帰ったら明那に相談せな… ) 」
2人の恋は如何に…!?
____________
初めまして、鵲と申します。 テラー初心者ゆえに色々教えてください🙇♀️
fw受け、大好物です。テラー供給が多くて助かってます… 。
今回は hrfw を書かせていただきました。
顔を真っ赤にする 不破くんの想像が意外と容易かった… 。
next → 300 ♡
コメント 1
モチベくださぃぃ 。
次回
明那の苦悩 。
コメント
5件
うおおおおお…!!!!! 好きです…💘
hrfwの両片思い、大好きすぎてずっと悶えていました…!! 描写がとっても素敵で、これが処女作なことに驚きです😭🙏 フォロー失礼します〜🙇♀✨