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「~~♪♪」
今日はパチ先とデートに行ってきます。
「楽しみだなぁ」
そして準備が終わり…
「よわき君、行こ」
「はい」
そう言い、差し出された手を握り歩く。
僕を握るその手は、優しく握りつつ『絶対に離さない』と思っているのかギュッと握りしめている。
有名なデートスポットなだけあり、人が多く人の流れが早い。僕はそういう場所は苦手だったが今は違う。『パチ先が僕の手を握ってくれているから』
「よわき君、行こ」
楽しみすぎて、声がうわずってしまった。
でも、よわき君の手を握ると安心する。
『僕が守ってあげないと』。それは母性本能なのか愛情なのか分からないけど、よわき君のためならなんだってできる気がする。
案の定着いたら人が多い。よわき君はそういう場所が苦手なのは知っている。よわき君の手は怯えているのか震えていた。
「大丈夫?」
そう心配すると、
「大丈夫…です。パチ先が隣に居てくれるから」
本当によわき君は可愛い。
「うん、僕もよわき君が隣に居るから頑張れるよ」
僕がそう言うと、よわき君は恥ずかしさで顔を赤くして小声で「…好きです」っと呟いた。
「うん、僕もよわき君の事大好きだよ」
その後は2人で楽しくデートをした。
クレープ屋、水族館、サーカス。沢山周って幸せな時間を過ごした。
しかし、そのデートの裏で1つの事件が起こっていたのはパチオ先輩しか知らない。