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アイリスディーナは『忘れてはならない過去の負債』の一つだ。
多国籍企業G.E.H.E.N.Aという表は真っ白、裏では真っ黒の倫理観ゼロの外道魔境が存在した。それはキルゲ・シュタインビルドが潰して、G.E.H.E.N.Aの行っていた研究は一度漂白され、そして有用なものは徹底的な監視体制のもと、進められている。
そのG.E.H.E.N.Aの被害者がアイリスディーナだ。
モンスターを引き寄せる因子を埋め込まれて、爆弾や陽動として使い潰される予定だったが、幸いにもキルゲ・シュタインビルドに助けられて彼の庇護下に入った。
魔力とモンスター細胞を使った技術は多岐に渡り、戦闘はもちろん医療やライフラインの形成にも使われている。
地獄から救い出された彼女は、投薬治療とカウンセリングを受けて、こうして武器を手に取る決意をしてここにいる。
「ふぅ」
案内された部屋の中。
アイリスディーナはこのモンスター防衛学園の意味を考えていた。
ここ、モンスター防衛学園は複雑な背景を元にして建設された学園型前線基地である。
元はアルトラ級モンスターの巣穴だった。だが、オペレーションルシファーで土地を奪還。
含まれた意図は多い。あらゆる陣営を超越して協力するポーズを見せることなど、政治的なものがほとんどではあるが。だからこそ、表面上は争いなど起きては困るのだ。
部屋の中では、アネモネ試験レギオンの隊長である『キルゲ・シュタインビルド』は、隊員である『金色一葉』『今流星』『蒼風』達――――特にトラブルを起こしがちな『蒼風』に念入りに『アイリスディーナ』の説明が成されていた。
「つまり彼女はモンスターを呼び寄せる体質で、それを利用して武器や防具の試験を行う。なのでアイリスディーナさんは最低限の戦いしか行わないってことですか?」
「つまりお姫様ね」
「珍しいー、モンスターを引き寄せるなんて嫌だね。でもこれからは私が守ってあげるから大丈夫!」
「よ、よろしくお願いします」
塩崎鈴夢の死は最悪このモンスター防衛学園の崩壊する危険まで発展する可能性もあった。
(………そうした危機感を共有しておかなければまずい、って判断ですね)
そして、口頭での報告だけで済ませる理由も。
アイリスディーナは、キルゲ・シュタインビルドがアイリスディーナの特異体質を隠さず、忠告するのに対して、アネモネ試験レギオンの隊員達に一目置いているか、あるいはこのモンスター防衛に必要不可欠な存在であると判断しているか、そのどちらかであると推測をつけていた。
アイリスディーナが思う。確かに、過去のデータからも納得はできると。
フェニックス構想――――既存の第一世代や二世代装備を改修してアップデートし、第三世代機の域にまで押し上げる。
その有用性は先日証明された。
改修された魔剣アンロンダイトは、2.5世代機と言われているグングニルに劣勢ながらも負けていなかった。
そのフェニックス構想は終了しているらしい。完成品が主力汎用量産魔剣アンロンダイト弐型である。
アネモネ試験レギオンはフェニックス構想の完了と同時に、ダインスレイヴ改修計画に編入。
構想により完成した汎用量産魔剣はダインスレイヴ改修計画の比較魔剣として、そのまま計画として使用されるとのことだ。
(私の着任をもって、事実上のスタート……このモンスター防衛学園という名前の前線基地で)
モンスター防衛学園では各国の人々が技術交換を重ねながら、独自の計画を進行しているという。
主に言えば、魔剣の開発計画。対モンスター戦略や戦術に関してはもちろん、整備の事も各国の交流が深められているという。
とはいえ、国籍の違う者達だらけである。
ローカルルールや宗教的なこと、細かい所を上げれば際限がないほどに、世界が違う者たちが集まっているのである。
そうした中での相互関係を保つための独特なルールがある。すれ違いから時には口論や喧嘩など、実際に衝突する者たちが居る―――が今の所、概ねは問題なくやれているらしい。
(でなければ、すぐに中止よね………一部、分かっていない人も居るみたいだけど)
『やらかし』を行ったのは蒼風だ。。
先日の研究所から逃げたモンスターを倒そうとして、重要な施設を破壊したのだ。
(けど、まぁ愛される馬鹿なのかな)
叱咤はあれど許されているし、彼女の態度に文句を言う人はいない。意識を逸していたところでキルゲがアイリスディーナを指し示す。
「彼女は最重要護衛対象です。くれぐれも怪我をさせないように。そのため、モンスターと魔法剣士、あとは装備関連についての説明を改めて説明します」
「はい」
◆
【モンスター】
・異次元から来訪して、着陸したアルトラ級が作った巣で生産され、ケイブと呼ばれるワープホールで出現する謎の生命体。その細胞は万能である。
・スモール、ミディアム、ミドル、ラージ、ギガント、アルトラと大きさと防御結界の硬さから六段階に区分けされている。
・戦闘では『数の暴力を生かした物理攻撃での正面戦闘』、『幻覚、幻聴などの同士討ち』、『ステルスと即死級の奇襲』、『電子欺瞞』、『5秒で即死のレーザー照射』などに気をつける必要がある。
【魔法剣士】
・モンスター細胞によって進化した次世代型人類。
・心臓に魔力コアと呼ばれる魔力発生器官を内蔵。更にもう一つ魔力と呼ばれる特殊なエネルギーを発生させる器官がある。
・魔力によってレアスキルと呼ばれる異能を扱い、魔力コアのよって近距離型、汎用型、遠距離型と適性が決まる。
・身体能力は旧型人類の7倍で防御結界と呼ばれるバリアを展開している。
・先天的、後天的問わずモンスター細胞の適合率を示す数値50以上100未満なら魔法剣士とされる。それ以下は旧人類、それ以上はモンスターとして扱われる。
【魔剣】
・光の帝国がもたらした霊子兵装の情報を基盤にした魔法剣士専用の兵器。
・36mmと120mmの遠距離射撃と、鉱石を使ったブレードで近接戦闘が可能。
・主力となるのは第二世代のブリューナク、グングニル、ダインスレイヴ。サブとして第一世代の量産汎用魔剣が戦場にポットで投下される。
【その他】
『アンチモンスターウェポン』
・数値が50未満の支援要員やアーマードコアに装着する。
『バトルクロス』
・騎士甲冑のような外付けの魔法剣士専用パワードスーツ。魔力の消費は激しいが、マギバッテリーとマギコンデンサーの登場で、実戦向きになった。
『アーマードコア』
・ノーマルのヒューマンなどが扱う通常の弾薬が積まれた二足歩行型の戦闘マシン。主に魔法剣士。の壁役やミドル級までの掃討を主な任務とする。
◆
モンスター防衛に・統合司令部地下1階 C-108ブリーフィングルーム。
そこは装飾の欠片もない壁と明度の低い蛍光灯の光が、ただでさえ狭い空間を野暮ったく、 味気なく彩っている。 たった5人が詰めただけでも狭苦しさを覚えるその灰色の函に押 し込まれていアイリスディーナは、退屈という名の敵と格闘していた。
ブリーフィング開始からかれこれ2時間、昨日の研究用モンスター脱走事件のデブリーフから在り来りの訓話という流れは、彼女にとって目新しい情報も少なく、苦痛以外 の何物でもなかった。
それに対する唯一の救いは、アネモネ試験レギオンがこれまで携わっ てきた『フェニックス構想』なる光の帝国の第一世代魔剣強化プランについてのく だりであったが、ブリーフィング開始直後に話された上に、そのプランが各国合同開発計画である 『ダインスレイヴ改修計画』に編入されるという事から概要説明に止まったため、その後90分以上は、メモパッドに妙な幾何学模様を描き続けたり、それらの線を太くして連結 したりする作業を続ける他なかった。だが、無意識に前衛アートを量産する事にいい加減飽き飽きしていたアイリスディーナは、レギオンメンバーの観察を、退屈に抗う新たな手段に選んた。
ブリーフィングルームには、9脚のテーブル付パイプ椅子が置かれていて、それらは 3列×3席という配置になっている。 演壇に向かって左端最後方という鈴夢の座席位置は、 キルゲの目を盗んでチームメイトを観察するには格好のポジションであ った。
アイリスディーナがまず目を付けたのは右隣の蒼風、行儀悪く脚を広げて座っているリリィだっ た。
その彼女が最初のターゲットに選ばれた理由は、アイリスディーナをそれなりに苛立たせて いたからである。
アイリスディーナは姿勢正しく座ったまま、横目で見遣った。 紫色のリボンと長い銀髪と、深く落ち窪んだ眼窩からのぞく優しげな瞳。彼女も退屈しているらしく、お気に入りの曲でも思い浮かべているのであろう――これが苛立ちの原因なのだが――リズミカルに身体を揺すっている。
対照的にアイリスディーナの前に座っている女性は、ブリーフィング開始以来、彫刻の如く微動だにしていない軍人のような生徒だ。
アイリスディーナは入室時に彼女の横顔をチラと見たが、日本人らしい見事な黒髪と白い肌が眩しい、どこか冷たさと覇気を感じさせる美貌を持つ― まさに彫刻のような生徒だった。その際に彼女も鈴夢を一瞥したが、片方の眉毛をくいっとあげると、すぐに視線を戻してしまった。以降はアイリスディーナの存在一切を無視するかのような態度を続けている。
アイリスディーナの人間観察はあっという間に終わってしまった。当然である。人には向き不向きというものがあるのだ。元々他人にあまり興味がない内向的なアイリスディーナには、「暇つぶし」としての人間観察のハードルはかなり高めだろう。
最後に仕方なく、 魔法剣士としての興味を振り絞って蒼風を眺めてみた。彫刻美女の斜め前、最前列の中央に陣取っている。昨日の一件から、蒼風に対し『気が強く自己中な跳ねっ返り』という印象を持っていたアイリスディーナは、演壇の真正面に座り、尚かつブリーフィングに対し真剣に向き合うその姿を見て「意外に根は真面目な奴なのかも知れない」と感心した。
少なくとも突発的なモンスター襲来に対して制圧できる腕を持つ以上、才能だけではなく、 地道な努力を積み重ねているのは間違いない。
アイリスディーナは生徒としての蒼風の印象を細やかに上方修正した。しかし見ているのがバレたのか後ろで手を振って笑いかけてくる。
(大丈夫なのかな? このレギオン)
この先しばらくこれが続くのか――アイリスディーナは軽く頭を振った。ただでさえ気が乗らない護衛対象としての任務に、更なる暗雲が立ち込める。 正直なところ、アイリスディーナは蒼風の態度に対するリアクションに窮していた。
初対面の人間に対し、ストレートに友好的な感情を露わにする生徒はそれほど珍しい訳ではないが、しかし友好的に接せられるほど人生経験が豊かなわけでもなかった。
その点、 銀髪と軍人の外見及び態度は至ってノーマルの範疇であり、彼女達のスタンスはアイリスディーナにとってはとても有り難いものだった。
恐らくはアイリスディーナの視線に気付いていながら、敢えて流している風なのだ。必要以上に互いに興味を持たず、干渉もしないという姿勢は、アイリスディーナにとって最も望ましいオトナの取るべき態度そのものであった。願わくば、彼等のその態度が「新参者」への通過儀礼などではなく恒常的であって欲しい。そうアイリスディーナは心からそう願わずにはいられなかった。
「はい、では皆さん、紹介が遅くなったけど、彼女が本日付で編入となったアイリスディーナ護衛対象よ。出身は王都の第二王族、なんとも頼もしいエリートですね」
思いがけないアイリスディーナの紹介に応え、アイリスディーナは一同に対して軽く目礼した。だが、 部隊員達の反応は予想を全く裏切らないものだった。
蒼風は笑顔で手を振って、前を向いたまま、他のふたりは全くの無反応で、それまでと変わらぬ所作を維持していた。
まあいつもの事なのだろう、キルゲは部下達の無関心な態度には特に触れず話を続けた。
「私が、恥ずかしがり屋達に代わって、私が紹介しましょう」
キルゲは演壇に両手をついて体重を預け、アイリスディーナを見据えた。
「アイリスディーナの右側に座っているのが、今流星さん」
流星は相変わらず身体を揺すりながらアイリスディーナに顔を向け、上目遣いに一瞥した。 その時にアイリスディーナには流星が軽く頭を下げたようにも見えたが、身体の揺れなのか、 そうではないのかが判別できなかったため、取りあえずスルーを決め込んだ。
「前に座っているのが同じく金色一葉ちゃん」
キルゲの言葉に呼応して一葉は横を向き、「はい! よろしくお願いします!」と軍人らしいハキハキとした返事を返した頷いた。
「そして、蒼風は既に知っていますね」
「はい」
キルゲの最後の言い回しに対し、アイリスディーナは極力シンプルかつ、感情を一切排除し 返答をする努力をした。
それは蒼風の立場や感情に配慮したのではなく、彼女の性格を目の当たりにし、これ以上面倒くさい状況を産む事を避けるための最大級の努力だったのだ。だが蒼風は乱暴に脚を組み替えてパ イプ椅子をガタンと揺らして、手を振ってきた。
「最後に改めて私は光の帝国のキルゲ・シュタインビルドです」
そして。
「自己紹介も終わったところで、いよいよ本題に入る。先程も説明したとおり、これまで我々が進めてきた、『フェニックス構想』に基づく 一連の実証実験は一応の成果を認められ、次なる段階として 『ダインスレイヴ改修計画』に協力する事になった。それに伴い、『ダインスレイヴ改修計画』の専任テスターとして、アイリスディーナさんが配属されたわけですが、チームにとって最も重要な信頼関係を醸成するため、さしあたって皆さんには、親交を深め合ってもらおうと思います」
やはりアイリスディーナも元はしのぎを削る魔法剣士の端くれであった。憂鬱な任務に腐れてはいても、腕の立つライバルと競い、打ち勝ちたいという魔法剣士テスターとしての本能というべき闘争心が燃えたぎっていた。だが、彼女の闘争心の源は、一般的なものとは違い、他のものからの差別や偏見から彼女を救っていた。
親交を深めるという言い回しに、アイリスディーナは何となく皮肉のニュアンスを感じ取った。
(蒼風はともかく、軍人と銀髪の腕がどんなものか見てみたい……)
彼女は技量こそが第一のキルゲの付き人での立場たらしめ、周囲にそれを認めさせているアイデンティティそのもなのである。従って深層心理的に見れば、自分以外の凄腕魔法剣士の存在は、自身のアイ デンティティが脅かされているのと同義なのだ。対人関係では極力淡泊さを求めるアイリスディーナが、こと魔剣が関わると、より積極的で攻撃的な言動を見せるのはこのような理由があった。
「そこで本日のカリキュラムですが、アイリスディーナさんの着任祝い代わりに演習を行います 『CASE: 47』」
無関心を装っていた一同に一瞬の緊張が走った。
『CASE』は「魔剣を使用するテロリストとの戦闘を想定したカリキュラム」 という建前で各国に採用されている汎用対人類戦術訓練プログラムのひとつで、最小単位であるエレメント同士の廃墟市街戦を想定したものである。
(少なくとも退屈はしなくて済みそう……)
アイリスディーナはそう思った。ただ残念なのは2機編隊を組まなければならないことだった。彼女にとっては個人の力量が明確になる1対1の近接格闘戦が望ましかったが、対ヒュージ、対人類の何れに於いても、そのよ うな特殊な状況が現出する可能性が殆どない以上、それを想定した演習など余興以外の 何物でもなく、昨日の「事故」のような偶発的状況でもない限り実現は望み薄であろう。
「想定はギガント級が存在するヒュージ支配地域より一七〇キロメートル離れた市街地よ。従って飛行高度は制限されるものとする。 勝利条件はリーダー魔法剣士の撃墜」
キルゲの背後にある大型モニターの画像が切り替わる。 装備は前衛がグングニル、後衛がブリューナク。付加要素は両軍ともCPは壊滅。オープン回線は使用禁止。戦城データリンクは僚機とのアクセスのみに限定。
前衛と後衛で、装備を分けるのは人類戦装備を指す略称だ。。対ヒュージ戦とは違い、各種センサーを使用不能にする妨害装置や光学器機を欺瞞するスモークディスチャージャーなどもそれらに含まれるのだ。
「演習の詳細については以上だ。何か質問は?」
ひと通りの説明を終え、 キルゲは周囲を見渡す。全員が沈黙をもって質問がない 事を表明した。
「では編成を発表する。 A分隊レギオン、蒼風、リーダーは今流星」
蒼風が頷き、流星が軽く右手を挙げた。
「B分隊レギオン、金色一葉、リーダーはアイリスディーナ」
キルゲを除く全員が、各々の基準に於ける驚きの表情を見せた。
「アイリスディーナには私に代わって、私のグングニルを使ってもらう」
「ちょ、ちょっと!」
分隊のリーダーに蒼風がアナウンスされた時点で腰を浮かせていた蒼風が、驚きとの入り交じった声を上げた。
「なんですか、蒼風。何か文句でもありますか?」
「……失礼しました·」
キルゲはただ表情を消して見据えただけで、上官の発言を遮るという行為そのも のは咎めなかった。蒼風は何かに押し戻されるかのようにゆっくりと腰を下ろした。
「あの……異議ではありませんが……どうしてあの子が」
「ダインスレイヴ改修計画が始まればアイリスディーナが私のポジションに着き、私は指揮所に入る事になります。これはその予行練習でもあります」
「え……」
蒼風の顔が更に曇り、一瞬うつむいたかと思うと顔を上げ、アイリスディーナを睨み付けた。
(そんな……八つ当たりされても)
アイリスディーナにしてみればこの展開は全く望ましくないものだった。
キルゲが彼女に与えたのは、『皆が敬愛する隊長のポジションを奪った新参者という悪役』そのものだった からだ。とは言え、対人関係に於いてはとても面倒くさい状況ではあったが、魔法剣士との真剣勝負として考えれば、それはまた別の話である。幸い、モンスターを呼び込む体質上、疎まれる立場には慣れていた。
怒りの矛先が自分に向くことで凄腕と本気で戦えるというなら、それはむしろ望むところなのだ。
「アイリスディーナさんのいたところでは通常訓練に対人戦演習が組み込まれているらしいですね」
「はい、キルゲ隊長」
「だそうです。みんな良い機会です。トップガン仕込みのテクニック、たっぷり勉強させ てもらってください」
銀髪の今流星は『トップガン』で吹き出し、『勉強させてもらっえ』で蒼風が再び鈴夢を睨み付ける。 一葉は軽く首を動かしただけだが、恐らく失笑したのだろう。
「他に質問は?」
再び沈黙によって答える一同。
「よし、では一三二五に完全装備で第5演習場に集合」
『了解ッ!!』
「では解散」
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