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自分でもちょっと強引だと思う。
けれど、これしか方法が思い浮かばなかった。
「仲直りしてくれるまで逃がしませんよ、アラン皇子」
「く……っ」
扉を開こうとするセシリアと拒むアランの力が拮抗する。
男児とはいえ、アランはまだ六歳。
力で大人のセシリアに敵うはずもなく、徐々に扉が開き始める。
(あとちょっと……!)
セシリアが掴んでいたドアノブを力いっぱい引こうとした、その時。
「皇后陛下もデリックのことが好きになったんでしょう⁉ 僕なんかもう放っておいて!」
「‼」
アランの悲痛な叫びに、セシリアは思わず目を見張る。
ああ……やはり自分はアランをひどく傷つけていた。
これまで注いできた彼への愛情を大きく覆してしまうほどに**************
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