テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
08 秘
これは私がここに来るまでのお話。
まず前提として、私は人間ではない。
そもそも、生物かどうかも怪しいし。
私は生物の研究をしている【研究所】で作られた狼と人間のハーフ。
まぁ、いわば【失敗作】だった。
名前は特になかったけど、701番目に作られたから、701番というのが名前だった。
研究員たちからは【マルべロス】って呼ばれてた。
研究の目的は狼の復活であって、失敗作には用はない。
私を作った博士は、作っては削除を繰り返していた。
そして私の番は回ってきた。
もう怖くて一思いに逃げ出した。
ただ、それだけだった。
話を終えて、凸先輩を見る。
神妙な顔つきで、少し頷いてくれた。
そして頭の上に手を置かれる。
撫でて、もらえてる___?
「___辛かったんだね___」
その一言で報われた気がした。
同時に、開けかけた口を閉じた。
「大丈夫、ここを追い出したりとかしないから。」
その一言で自分の涙腺が崩壊したな__と自分でも思う。
どうしよ____まだ隠し事がある___なんて言えないよ___。
そう考えた時には凸先輩の腕の中で眠っていた。
これを見た方、まず最初にこう思ったと思います。
『あれ、この前アカウント消えて別のアカウントで書き始めてたのに、また新しいアカウントで書き始めてる___?』
と。
察してください。消えたんです。アカウントが。(泣)
今回に限っては、好奇心に負けていじった主が悪いです。
(ちなみに第8話ぐらいで凸おど要素を出そうとしたのに、いざとなったら、「アァ___恋愛___ムリィ」って言って恋愛要素が消えていったのは口が裂けても言えない____)