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登場人物一覧
大石慶敬(21)…4代目主人公 国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員
豊島敦也(21)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員
新屋智輝(21)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員
甲賀彪馬(22)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員
大野義也（28）…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員
日野悠矢（30）…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員
村島陽斗（26）…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 操縦士
勝村有人（33）…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 操縦士
海野崇（38）…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班副班長
浦渼祐輝（57）…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班班長
北海遼（36）…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊長
河内慶六（47）…国家保安庁特殊空衛団長
睦月陸（44）…国家保安庁特殊空衛団管理官
……………………………………………………………
行進を続けること4時間
後ろをあるいていた操縦士の2人が突然声を上げ始めた。
「作戦停止、どうした？」
浦渼が声をかけた。
「いや、足が痛くて俺あんま体力無いもんで」
勝村が言った。
「嘘つけや。休みたいだけだろ？ひよってんじゃねーぞ」
日野が怒鳴ると村島が日野の前に出た。
「あ？やんのか。来いよ。操縦士はな機動員みたいに暇じゃねーんだよ。常に日本領域内のルートチェックや、扱う予定の航空機の手入れなどやる事はめっちゃあんだよ。操縦士になってろくに寝れたのは数える程しかねー。」
「海野、もういいだろ？操縦士はここで離脱させよう。」
「誰か帰り道を案内してやれ。ヘリが止まってるところまで」
「いや大丈夫です。全て把握してるんで」
そう言うと村島は勝村と共にその場から去っていった。
「勝手な行動許していいんすか？」
豊島が言った。
「とにかく俺らは行進を続けるぞ。この島の実態把握が俺らの任務だ」
そう言うと海野は歩き出した。
どれぐらい経っただろう………
気がつくと辺りは真っ暗だった。
第1班は、一旦作戦を中断し休むことにした。
しばらく休んでいると遠くから明かりのような物が目に入った。
「なんか光ってるくねーか？」
大野が言った。
「ホントじゃん。ここに人いんのかよ。デカすぎっしょ笑」
そう言うと日野は明かりの方へと足を進めた。
「勝手な行動はやめろ。おい日野」
海野は急いで日野を止めに走り出した。
その時だった、明かりの数が次々と増えていった。
「あ？何人いんだ？」
海野は目を堪えながら明かりに目をやった。
「国家保安庁の者です。住民の方ですか？お話お聞かせ願いますか？」
海野が声をかけると1人の男がゆっくりとこちら側にやってきた。
「日本がなんの用だよ？」
「日本？ここは日本領域内ですが？」
「あ？知らねーよ。ここは日本ではない。天湾だ」
「は？」
「どっか行け。さもねーと日本に危害を与えてやる」
「天湾？何言ってんだ？こいつ」
海野の近くにいた日野が呟いた。
「ほらさっさと出ていけよ」
そう言うと男は銃を構えた。
「舐めんな。こちらも銃を持ってる」
そう言うと海野は銃を構えた。
「ちょっと何してるんすか？発砲命令出てませんよ」
日野が言った。
「うるせー。規律なんて守ってたら守れるものも守れねー。」
そう言う海野の眼力はいつもより強く感じた。
「おい、奴を止めろ」
浦渼が言うと大石らは急いで日野らのもとに向かった。
「海野さん落ち着いてください」
そう言うと大石は海野から銃を強奪した。
「作戦中止だ。帰還しよう」
浦渼からの無線を受け海野は口を鳴らした。
「目の前の任務を放棄する事は俺にはできん。」
そう言うと海野は止めに入ってきた大石を蹴り倒し装備品を全て外した。
そして持っていた国家保安庁隊員証を大石に投げつけた。
「俺はこの天湾とかいうものを調べる。お前は俺の隊員証を総監本部に提出してこい。俺は本日付で除隊だ」
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