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さて こんにちは
今日は pnrdpn です
呪鬼 です えへ
じゃあ
地雷さん ぐっぱい
わんくは 前の ちゃぷたー 見てな
れっつらご
わんく
春の終わりが近づいてきている
この5月。
何か良くないことが起こりそうな予感が
していた。
どこか冷めているような
それでいて酷く温かいような
『 気持ち悪い 』
そんな感覚だった。
夏が始まりそうな
この5月。
何か良いことが起こりそうな予感が
していた。
どこか温かいような
それでいて酷く冷たいような
『 心地良い 』
そんな感覚だった。
夏の席替えの日
いつも喋らない人と隣になった。
だいぶ気まずい気がしている。
『 こ、こんにちは !
天野海斗 です !
君は 、 ? 』
当たり障りない
普段通りに、人と同じように
練習通りに挨拶をした。
まぁ、隣の人は会釈をして
僕の問いには答えてくれなかったけど。
机を見ると
『 猿山 らだ男 』
と書いていたので
『 らだ 』
と呼ぶ事にした。
ずっと構い続けた。
毎日毎日。
らだが僕を見るまで。
ずっと。
ずっと。
ずぅーっと。
でも、らだは僕を見てくれなかった。
いや、正確には見てはいるんだけどね?
四人の時は目を合わせてくれるのに
二人の時は顔すら向けてくれない。
だから無理矢理顔を合わせようとした。
『 ねぇ らだ 。
なんで こっち 見てくれないの ?
俺は こんなに らだ に
構ってるのに 。
どうして ?
らだ は 戌亥 や 桃瀬 の 方が
良い の ?
教えて ?
らだぁ 』
夏の席替えの日
普段仲良くもない、
仲良くする必要もない人と
隣になってしまった。
戌亥や桃瀬ならまだしも
コイツとか…
そう思ってしまった。
顔もまともに見た事がない。
名前も大して覚えてない。
挨拶だけはしておこう。
そう思って隣を見た。
そしたら
『 こ、こんにちは !
天野海斗です !
君は、 ? 』
黄色いデカい目でこっちを見て
そう言った。
目に、見惚れてた。
どうにも言葉にするのが
恥ずかしくて
話せなくて
思わずそっぽを向いてしまった。
それから
アイツは粘着質になった。
ことあるごとに俺について来て
ことあるごとに俺に構った。
毎日毎日
ずっと
ずっと
ずーっと
目を、見れなかった。
目を見て話せなかった。
四人の時はなんて事なく話せるのに、
二人になるとどーも話せない。
まぁ、好きなのが原因なんだけどね。
そしたら、痺れを切らしたのか
天野が急に
『 ねぇ らだ 。
なんで こっち 見てくれないの ?
俺は こんなに らだ に
構ってるのに 。
どうして ?
らだ は 戌亥 や 桃瀬 の 方が
良い の ?
教えて ?
らだぁ 』
なんて言って来たんだ。
正直俺は嬉しかった。
初めて、誰かに本当に必要とされてる
気がした。
もう後戻りができなかった。
そんな事ないって言いたかった。
でも、言わなかったら
もっと執着してくれるんじゃないかって
思ってしまった。
それが良くなかった。
天野の気に触れた。
初めて天野に青筋が立ったんだ。
失敗したと思った。
でも、ようやく一つになれると
ずっと一緒にいられると思った。
思ってしまった。
自分はこんなにも気があったんだなって
実感した。
どこか他人事だったから。
嬉しいより怖いが勝った。
言ってしまったらどうしよう。
ぽろっと零れてしまったらどうしよう。
不安だった。
天野にはバレてた。
『 付き合おう ? 』
そう言ってくれた。
yesと素直に答えられなかった。
noとも言えなかった。
だから
頷くだけにした。
さっきまで怒ってたのが嘘みたいに
笑顔になった。
人間らしいなって思った。
天野は
俺が鬼だと知ったら
どうするんだろうか。
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ちっす ども
次は あの あれ
えっと うん あの おまけ ?
出します
それじゃ また 次で