自分を偽る

▷▶︎▷9話.知ってること

エセ注意.下手すぎ注意

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視点▷▶︎▷zm

rbr)それで、C国で覚えてることはあるか？

覚えてることはいくつかある。

同じぐらいの歳の子に命令されたこと。その命令通りの自分を創ったこと。

蝶と出会って大きな国を見つけたこと。その国で蝶はご飯を食べていること。蝶と一緒に遊んでいる時はふわふわとする気持ちになること。

透明の箱に閉じ込められたこと。その中でスプレー？みたいなのをかけられて眠っていたこと。

そして、看守は俺を育てるのに苦労していたこと。

きっとなんの希望の無かった俺を実験台にして未来のある者に変えてくれたんだよね。

▷▶︎▷rbr視点

zm)…看守…

rbr)看守…？

zm)うん。俺の事、ずっと育ててくれた。

ずっと…？

お母さんとかは居ないんやろうか…？

まぁええか…

rbr)…ずっとか…そのずっとの間は何してたんや？

zm)牢屋の中でご飯食べたり…夜は庭で走ったり…

rbr)夜のみなんか？外に出れんのは。

zm)((･･*)ｺｸ

夜か…

もしかしたら…

rbr)…知らんかったらええんやけど、蝶 ってみてへんか？

zmは少しびっくりしたような口をした。

なんか知ってるんやろうか？

rbr)少し茶色っぽい色した蝶なんやけど、少し前から夜の間不審な行動してどっか行っちゃうんや…

rbr)それで、昨日の夜ぐらいから行方不明なんよ…結構懐いてくれたんやけどな〜

zmは困ったような顔をする。

zm)…

rbr)なんか知ってへんか？

zm)ぁ…えっと…

zm)…

zm)知ってる…かもです…

やっぱりか

rbr)本当か！

zm)多分ですけど…

そっから順にzmは蝶のことを話してくれた。