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❤「はぁ…。」
どうも、りうらです。最近悩んでることがあって…。
💗「りうらぁ〜。」
ギュッ(抱きつく)
❤「ぅわ!ないくん、やめてよ、今考えごとしてたのに…。」
💗「えぇ〜、いいじゃ〜ん、今日もツン?」
❤「ツンとかじゃないし。じゃ、りうら大学のレポートあるから部屋行くね。」
💗「あ!ちょっとりうら〜。」
バタン
💗「…も〜。」
そう、素直になれない!!ないくんがいっぱい話しかけてくれてるのに、全然素直になれなくて、むしろ冷たい態度になっちゃうの!直したいのに直せない…。どうすればいいのかなぁ…。
❤「はぁ…。」
あのときの癖かなぁ…、
❤「りうらです!今日からよろしくおねがいします!」
💗「…!」
店長「はい、ということで今日からりうらくんはいるからね、仲良くしてくれ。――あ、それとないこ君、教育係お願いしてもいいかな?」
💗「あ、はい。わかりました。」
❤「よろしくおねがいします!」
💗「うん、よろしくね~。」
りうらは大学生で、初めてバイトをした。憧れのスタバにバイト入れたのはいいものの、わからないことだらけで迷惑ばっかりかけた。
💗「あ、りうらくん、それは、こっち。」
❤「あ!はい、すみません…。」
💗「いいよ、全然!また覚えてこ!」
❤「はい…。」
バイトを始めて3ヶ月後のことだった。――ないくんに告白されたのは。
💗「あのね、りうらくん、ちょっと話があるんだけど――。」
❤「はい…?」
💗「りうらくんがね、入ってきたときからね、ずっと、好きだった。」
❤「え?」
💗「――付き合ってくれない?」
当時はまったく理解ができなかった。告白?りうらに?男…だけど。
💗「気持ち悪いことはわかってる。もし俺といるのが嫌だったら、俺はココで働くの辞める。」
❤「っ、それは…。」
ないくんだって生活するために働いてるんだそれは…。
💗「今日からりうらくんにアプローチするから。」
❤「え?」
💗「りうらくんと付き合えるようにいっぱいアプローチするよ。」
❤「え?え?」
えぇ⁉アプローチって…。
店員「ないこさーん、ちょっと来てくださーい!」
💗「あ、はーい、わかりました!――じゃ、そういうことだから!またあとで!」
❤「えぇ…。」
それからたくさんのアプローチが始まった。
💗「りうらくん!はい、プレゼント!」
❤「え⁉これ高いやつじゃ…。」
💗「いいのいいの!好きな人のためなら金なんて目じゃないんだから!――ね?」
高いものをプレゼントしてきたり…、
💗「りーうらっ!」
ギュッ
❤「ひゃぁッ…!――なんだ、ないこ先輩か。びっくりさせないでくださいよ。」
💗「ごめーん、でもりうらが可愛いからさ。」
❤「むぅ…りうらはかっこいいほうがいいのに。(# `꒳´ )」
急に抱きついてきたり…。いつのまにか名前も”りうらくん”から”りうら”に変わっていた。
💗「りうらー、かまってよー。」
❤「今仕事中です、後にしてください。」
💗「後ならいいの?やった!じゃ、あとで!」
❤「…はぁ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
💗「りうら!そろそろ休憩でしょ?かまってよ!」
❤「――もう怒った!ないこ先輩!うるさいです!」
💗「えー、そんなこと言わなくてもいいのにー。」
❤「もぅ…、こっちは迷惑してんですからね?」
💗「ごめーん、りうらの言う事なら何でも聞くから許してー?ていうか付き合ってー?」
❤「ぅぅうるさいうるさいうるさいうるさい!じゃあ街ん中パンツ一丁で歩いたらいいよ!付き合ったげる。」
💗「――え、まじ?」
❤「うん、流石にできないでしょ。」
💗「やった、行ってくるね!」
❤「え゛?」
バサッ、
💗「で、街ん中歩けばいいんだよね?」
❤「え゛?え゛?そうだけど…、まさか歩くつもり⁉」
💗「うん、それでりうらが付き合ってくれるなら。」
いや、でもココでパンツ一丁になったところで、行くかどうかが問題だ!
💗「じゃ、いってきま~す。」
ガチャッ、バタン
❤「ほんとに行った…。――って!こんなことしてる場合じゃない!止めに行かなきゃ!」
タッタッタッタッ!
❤「ないくん!そんな格好で外出ないで!」
💗「えー、でもコレしたらりうらが付き合ってくれるって…。」
❤「わかったよ!付き合うから!今すぐ入って!」
💗「まじ?やった!ありがと、りうら。」
❤「はぁ、ったく。」
💗「これ、プレゼント。」
チャリ
❤「これ――、指輪?」
💗「うん、指のサイズわかんなかったから、俺より細めで頼んだけど、それでも入らないとやだから、ネックレスにした。―――付けて?」
❤「ん。」
ーーーーーーーーーー
❤「綺麗…。」
💗「また今度はりうらのサイズ測って買おっか。」
❤「えぇ?いいよ。別に、ほら、戻るよ!」
💗「うん!」
❤「ぅう…。どうしたら素直になれるのかなぁ…。」
バンッ(扉を開ける)
💗「りうらーっ!」
❤「うわぁああぁっ!」
💗「りうら、誕生日おめでと!」
❤「え?明日…、あ!もう日付変わってる!」
💗「はい、プレゼント!」
❤「いいよ、プレゼントなんて…。」
💗「これ。りうらの欲しがってたでっかいぬいぐるみ(ひよこ)。」
❤「ぅ…、……ありがと(ボソッ」
💗「―どういたしまして!」
❤「はい、もう出てって!りうらにはレポートがあるの!」
💗「まぁまぁ、ちょっとまってよ!ほら、もう一個。」
❤「なにこれ。―――お酒?」
💗「そ。もうハタチなんだから、飲めるでしょ?」
❤「そっか…、」
💗「飲んで見る?」
❤「うん。せっかく買ってきてもらったんだし。」
💗「じゃ、とりあえず下いこ。」
❤「わかった。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
❤「それでぇ〜、まろがぁ〜。」
💗「…」まって?めちゃくちゃ酒弱いじゃん!りうら!デレ期到来⁉やったぁ〜!
❤「ないくん?聞いてりゅ〜?」
💗「あ、うん、聞いてるよ〜。」
❤「そんでね〜」
💗あ゛〜、可愛すぎ!まって、ちょっと動画撮っとこ。
❤「にゃに〜?どうがぁ〜?」
💗「うん、ほらにこ〜ってして?」
❤「にこぉ〜っ!(′▽`〃)」
💗「かわいい…!!」
❤「ねね、ないくん、ちょっと来て?」
💗「なに?」
❤「ん!」
チュッ!
💗「…え?」え?まって?キスした?今キスした?しかも唇に?え⁉ヤバすぎなんだけど⁉まって?普段自分から――というか俺からやっても断るのに!デレ期最高すぎでしょ!
❤「りうらからのプレゼント!気に入った?」
💗「はい、気に入りました…。ありがとう…。」
❤「んへへ。」
💗神すぎでしょ?やばくね?ちょっとこの感動誰かに伝えたいわ〜。
❤「りうらねむい〜、ねてい?」
💗「いいよ、ベッド行く?」
❤「んーん、ココでいい。」
コテン(ないくんの膝に頭を乗せる)
💗「…え?」
❤「おやすみ…。スースーッ」
💗もぉ〜、神!!
翌日
❤「うぅ…、いたぁい…。」
💗「あ、りうら起きた?」
❤「ないくん?おはよ…。」
💗「昨日はめっちゃ飲んだからねぇ。まだ寝る?」
❤「いや、いいや。御飯食べる…。」
💗「そう?今日の朝ご飯サンドイッチだけど、なに挟む?」
❤「じゃあポテト。」
💗「ポテト以外で。」
❤「えぇ、じゃあたまごサラダ。」
💗「りょーかい、あ、それと、そこにあるパソコン立ち上げてみて?」
❤「パソコン?いいけど。」
―――――――――
❤「ん!」
チュッ
💗「…え?」
❤「りうらからのプレゼント!気に入った?」
💗「はい、気に入りました…。ありがとう…。」
❤「んへへ。」
―――――――――
❤「なにこれぇえぇぇえっ⁉消して!」
💗「えぇ…、やだよ!」
❤「消せーっ!!!!!」