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「どこー!?」「うるさいわよ。今日からここが凪の家ね。」「そうなの!?ヤッター!じゃなくて、ニャカミ〜ここどこなの〜!?」「ここはニャ界。猫の世界なの。」「ね、猫の世界っ!?うち知らなかったんだけど!?」「そりゃああなたの親や親戚にもニャ界生まれの猫がいないからね。当然よ。」
ニャカミはサッパリと言ってから、オシャレな螺旋階段をのぼった。
「ごはんはできているわ。食べたい時にこの階段登ってきてね。」「え、なら今食べる!」「あ、そうなの。じゃあごはん食べましょうか。」
「あれ、てかちょっと待って、ニャカミその姿で料理できんの?」「ウフフッ、馬鹿にしてもらっては困るわね。」「してないよ?」「私はお父様からお力をいただいてい_」「お父様って誰?」「ニャンテスト様よ。」「ニャンテストって誰?」「ニャ界の王様よ。」「ニャ界に王様っているの?ってかまずこの世界からニャカミはどうやってうちらがいる世界に来たの?ってかそもそもニャ界がどういう仕組みでできてるのか知らないしまず片っ端からニャ界のことについて教えて?だってこれからここで暮らすんでしょ?だったらニャ界について詳しく知ったほうがいいでしょ?違う?違うならまずそう思う根拠から片っ端から説明して_」「分かった分かった………そんな長く説明してよく息切れないわね………」
ニャカミは呆れたような顔をして、ニャ界のことを本当に片っ端から教えてくれた。
「この世界は、猫だけがいる世界なの。他の動物もネズミもいない世界だから、私達はのんびりと暮らせているの。代々とある家系は不思議な力を持っていて、たくさんの猫からの信頼を持っていたの。やがてその家系のもつ不思議な力は規模が大きくなり、代々王様を務める家系になった。それがニャンテスト様と………この私ニャカミの家系なの。」「えっ……!そうなんだ……。あっ、質問!不思議な力って、具体的になんですか!?」「ウフフッ、そうねぇ。人間の姿形になったり、人間の世界にてレポートしたり、さっきナグにやったように、何かしらを相手の脳に送ったり、あとは…まぁ普通に空飛べたり、相手を吹き飛ばせたり、遠いところから何かを動かしたり………」「それ普通にマホウじゃん。」「まぁそうなるわね。あと、ニャ界は人間の世界に比べて夜の時間が長いわ。猫は普通に夜行性だしね。1日24時間なのは変わらないけど、昼と夜でおよそ9:15よ。中学は部活動の時間も含めて9時間くらいだから、ニャ界の時間」「へぇ〜………」
そうなんだ。