…スタンと、襖が閉まる音がした。
「優曇華?」
「…妹紅さん」
よくよく見ると、慧音のいる部屋じゃなかった。
「どうなって…」
「波長を狂わしたの…貴方が入ったのは永遠の間よ。」
妹紅は目を閉じた。
(…不味い、慧音があの医者共に取られたら…!!)
「……」
「あら…目を閉じて、もう諦めるの?」
そして自分で出した焔を見に纏わせる
「リザレクション!!」
「なにっ…リセットする気か!!」
焦げた身体から鳳凰が生まれ、それは一瞬の出来事だった
「さぁ、改めて戦おうじゃないか…優曇華よぉ!!」
狂乱した優曇華はルナティック・ガンを取り出した。
「なら、何度でも狂わせてやるわよ!!」
「焔符『自滅火焔大旋風』!!」
真っ赤に燃え盛る焔の旋風が優曇華を襲う!
「…ルナティック・クランプ!!」
それを防ぐようにくねくねを何体か出すも
「不死『凱風快晴飛翔蹴』!!」
旋風から飛び出た妹紅の強い蹴りに
「あぎっ?!」
鳩尾を圧迫され、唾液を垂らしながら屈んで行った。
「優曇華…」
「『見たら狂うぞ!!』」
「畜生…また気を…」
優曇華はくねくねを設置した
(目を開けられない…か…)
これ以上、時間はかけられない……。
「諦めろ!!妹紅ッッッ!!」
妹紅が繰り出したのは
『呪札「無差別発火の符!!』
「…まだそれがあったか…」
そして、優曇華の周りは爆発が止まらなくなった
「目くらまし…でもあるというのか?!」
『*こんな世は燃え尽きてしまえ!*』
ボォォッ!!と炎が間を燃やし尽くし
「………」
優曇華も、焼かれて倒れていた。
「はぁっ!!」
妹紅は人体発火現象を起こし
「…慧音、待ってろよ!!」
全開のまま、奥へ向かった。
ガラガラと襖を開ける
「慧音!!」
そこには永琳が佇んでいた。
「…永琳、慧音は?」
「…その前に、ひとついい?」
「なんだよ」
「妹紅、お願いがあるんだけど」
永琳は注射器とメスを持ち、近づいてきた
「…な、なんだよ」
「早く、姫様のものになってくれないかしら?」
「アイツの?嫌に決まってんだろ、大体アイツとの関係は………………」
「…じゃぁ、慧音がどうなっても?」
「…卑怯な奴だ」
ガラガラとまた襖が開いた
「姫様」
「妹紅は了承した?」
「…お前のものになる気はない!」
「でも貴方を見た時から、欲しかったの…」
輝夜は不敵な笑みを此方にむける…
「貴方が、不比等と一緒にいるのを見てとても胸が高まったわ…あぁ、なんて可憐で美しくて…」
ソイツはいつもとは違う武器…短剣を持った
「そして…いたぶりたいって、心の底から思ったのッ!!」
妹紅はおぞましい物を感じ取った
「…野郎」
「慧音は…もう終わった?」
慧音は終わった?何を言って…
「えぇ…私好みの怪物に仕立てあげました、姫」
そこにいた慧音は無機質で無表情だった。
「け…慧音?」
いつもの笑顔は、既に失われていた。
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