ATTENTION‼️
死ネタあり
幽霊がでます
9割ギャグ1割シリアス
という構成で書く予定です
キャラ崩壊あり?
それでも良い方はどうぞ
神代類は悩んでいた
自分に友人が全くいないことを
友人は
幼なじみの草薙寧々と
”幽霊”だけである
神代類は元々霊感があった
”視える”のだ。彼は
はっきりと
めちゃくちゃはっきり視えるのが不幸中の幸いだというべきか。
彼には全く恐怖心っていうものがない。
幽霊が本気で襲いかかってきても
「やあ、こんにちは幽霊くん。早速だが実験に協力してくれないかな?」
という始末である。
そりゃあそうだろう
なんだって彼は
幽霊がはっっきりと視える。
他の人間と同じように視えるというのだ。
チートというべきか
幽霊からしたらたまったもんじゃない
話しかけられたら最後
姿を消すまで話しかけられるだろう
だから友人が出来ないのだ。
傍から見たら
虚無に話しかけてる変人になる
だからだ
だから友人が出来ない
あぁ、また犠牲になる幽霊がいる
え?オレは誰だって?
神代類の犠牲になった
唯一の友人だよ
『』は友人(幽霊)の言葉です
「今日も幽霊くん達にことごとく避けられてしまったよ…よよよ…。」
『そらそうだ。あんなこと言ったら避けられるだろ』
「ただ反応しただけじゃないか!!」
『10m飛ばすだけだから! のどこがただ反応しただけだよ馬鹿か』
「今日も辛辣だねぇ…君は…おや?」
『なんだ』
「こんなところに学校なんてあったかな?」
『あー。廃校だな。』
「おや。廃校なのかい。少し興味あるねぇ。」
『絶対やめとけ』
「どんな幽霊が住みついているか気になるじゃないか!!」
『お前の好奇心には勝てねぇよ…。』
突然風が吹き出した
「おっと…強い風だねぇ…。幽霊くん。吹き飛ばされないようにしておくれよ。」
『…』
この風は
不味いかもしれないな
まるで
興味を示すな
近寄るな
と言ってるような感じだな
早く立ち去らないと
うおっ
なんだあれは
紙…か?
「幽霊くん?大丈夫かい?まさかほんとに吹き飛ばされてないよね?」
『大丈夫だ。早くここから立ち去ろう』
「風が静まるまで待っておくれよ。このままでは何かにぶつかるかもしれなi…ぐぇっ。」
神代類の顔面に紙が当たった
正確には…楽譜か?
「なんだい…これは。楽譜かな?」
その楽譜を見てギョッとした
とても古く年季が入ってて雨に打たれたかのようにシワシワだ。
「あの廃校のものかな?せっかくだ。届けてあげよう」
『は?やめとけよ。その辺においとけ…ってちょっと!』
神代類は止める間もなく校門をくぐっていった。
こうなりゃもうやけだ。
「うーん。多分音楽室のものだと思うのだけど…見つからないね。」
『早く置いて帰ろーぜ』
何となく嫌な予感がした
「あ、あったよ。音楽室」
『まじ?』
音楽室はひっそりと佇んでいた
まるでそこに存在しないかのように
近づいてみると
ますます嫌な予感がした
「それじゃ…失礼するよ。」
『っおい…!ほんとに行くのかよ?』
そこには
オレと同じ幽霊がいた
類side
ギシギシと軋む廊下を
僕と彼は進んでいた
こんなにも年季が入ってる学校初めてだよ
音楽室を探しているけど
なかなか見つからないねぇ。
見たところもう随分使われていないようだ
廊下を歩いていると時たま
ピアノの音がするのは
気のせいかな
とりあえず右往左往してたらいつの間にか着いてたよ
音楽室のドアに手をかけて開けようとしたら
中々開かない。
錆びてるのかな?
全体重をかけてドアを引っ張ったら
音を出して開いたよ
それじゃ、失礼するよ
一発目に見たのは
幽霊くんだった
その幽霊君を見た時
僕は恋に落ちてしまった
僕が好きだった
あの人に似ていたから─。
「え…可愛い…」
『は?』
その幽霊くんは
金髪にグラデーションがかかっていて
目はとても澄んでいる琥珀色で
学ランだった
肌はまるで透けているようで
※ほんとに透けてます
とても儚くて
窓に腰をかけていた。
彼は今なにを見てるのだろう。
時が止まったように感じた。
これが俗に言う
一目惚れ…というやつかな
「ん?客か?」
透き通った声
ますます君に目が離せなくなった
「はっ…ははははじめましって…」
そうだ
僕は
コミュ力が全くなかったんだ!!
「初めまして!それは…俺の楽譜!お前が届けてくれたんだな?ありがとう!」
「いいいいや、ぜ、全然いいいよ?」
「オレは天馬司!お前はなんて言うんだ?」
え?今天馬司って言った?言ったよね?!
僕は昔から天馬司くんの大ファンだった
中学時代の時はよく聞いていたよ
彼の”ピアノ”を
でも…彼はもう…
「ーい?大丈夫か?」
「おい?…おい!!!!」
「うわあっっっっっ!!!!」
「どどどど…っどうしたんだい??」
「いや、お前の名前…」
「ぼっ、僕?僕の名前は神代類っだよ?!」
「なぜ疑問形…。まあいいか、類?か、よろしくな!!」
「う…うん…よろしくね、天馬くん。」
僕は平常心をなんとか、なんとか保ち笑って彼の苗字を呼んだ。司くん、なんて言えるわけないだろう?!僕なんかが呼んでいい名前じゃないよ?!…って、今、名前で呼ばれた…?類って…言った?え。ええぇ!!!!!!!!!!!!ファンサすぎるでしょ……。まって尊死しそう…。
「ん?苗字じゃなくて普通に名前でいいぞ!司だ!」
「はわぁ…じゃあ、司くん、よろしくね…」
『はわぁって…お前…乙女じゃねえんだから…』
「おお!そこのお前!もしかしてオレと同じ幽霊か?!」
『見りゃ分かんだろ。』
「そうかそうか!幽霊同士仲良くしような!!」
『あ?…あぁ…。』
「名前は何と言うんだ?」
『俺?俺に名前なんかねぇよ。』
「む?そうか…。じゃあこのオレがお前に名前を付けてやろう!!」
『別にいいって。』
「名前がなければ呼ぶ時にどう呼べばいいか分からないではないか!そういえば類、なんと呼んでいたんだ?」
「え”っ、僕?…僕は、君とか、幽霊くんとか…」
『歯切れ悪っ』
「ふむ…。それじゃあ、幽霊だからゆーくんとかどうだ!?」
「ゆーくん…ふふっwふっ…w」
『何笑ってんだてめえ……。ったく、もういいよそれで』
「おお!そうか!じゃあよろしくなゆーくん!」
「ゆーwくんwよろしくね…wwふっw」
『いつまでツボってんだこのメッシュ』
コメント
1件
好きです𐤔𐤔𐤔 続きよろしくお願いいたします🙇♀️