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「お願い兄さんには言わないで・・・もし兄さんが俊哉の所に怒鳴り込んでいったら・・・」
「それは大丈夫よ、彼は分別が利く人間よ、私たちの望み通りの結果が出るまでは、そんな無謀な事はしないわ・・・だから信じて、あなたを助けるためには私たちはどんな困難な事でも必ずやりとげるわ 」
ウェイターが水を持って注文を取りに来た、私たちはそこで一旦話を中断した
ウェイターが去って、再び二人っきりになった時に私は口を開いた
「二人に迷惑をかけてしまって・・・本当に申し訳ないわ・・・貴方たちは全然関係ない事なのに・・・」
「何を言ってるの!私達!家族じゃないの!関係ない事なんかないじゃない 」
「こんな・・・厄介者の家族なんて・・」
私はハルの足をコチョコチョしながら言った、ハルはキャッキャッと笑ってくれた
弘美さんは驚いて目を見開いた
「まぁ!そんな事を思っていたの?拓哉はあなたの身の安全を確保してやりたい一心であんなキツイ言い方になってしまうけど・・・心の底からあなたを大切に思って心配しているのよ、でもどういう風に物事を進めるかは、あなたが自身が決めることよ 」
私はその言葉に勇気をもらって、結婚してから今までの事を話すことに決めた