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#歌詞ドッキリ
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カンヒュ好き
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#日本受け
白狐こはく@カンヒュ民
685
この物語に、政治的意図・戦争賛美の意図はありません。
また、現実とは関係はありません。
旧国が出てきます。
グロテスクな描写があります。
史実・原子爆弾の描写があります。
書き手の妄想が大幅に含まれているので、史実に忠実ではない部分があります。
それでもいい人は、ご覧ください。
今日も、ここで起きる。
この、広島の地で。この、跡形も無い場所で。
「…う゛……」
喉の回復は見られない。もう、私の崩壊は確定した運命のようだ。なら、せめて…ここを、一つではなくてもいい。一寸だけでいい。
希望を、遺したい。
未来における希望。この絶望から、抜け出すための何かを。
とりあえず、そうなら探索だ。もう、身体は…まあ、見た目がアレなだけで動かせる。痛み等を無視すれば、何の問題もない。
…どうせ、死ぬのだ。私は。
なら、役に立たねばならぬ。
「……ぐっ゛」
力を無理矢理捻り出し、そこに立つ。二の足で。そして、当たりを改めて見渡そうと、視線を上に動かそうとした。瞬間。
立った足のすぐそこに。何かがあった。人型の、何か。黒ずんで、もう、焦げた何か。
ただ、私はそれを、知っている。
「…あ゛、ぃ゛…ら゛…」
明、であった。あの日。
確かに近くにいた、あの男。
勝に、年不相応な呼び方をされて、落ち込んで…駅に行く金がないと言った私に、機会を提供しようとしてくれた、あの男だ。
確かに、あの時…一喜一憂し、生を謳歌していた人間だった。
「…すま゛、な゛い…」
守れなくて。気づけなくて。…ごめんなさい。
私という者がいながら。普通よりも長く生き、守れる耐久力を持った者がいながら。
私は、その場に手を合わせ、去った。
(…ごめんなさい。後で、私もそちらに行くだろう。こんな身体だ。…せめて君が、良きところに行けることを、祈っている。)
涙は、もう出ない。慣れてしまったのか、それとも身体の水が無いからなのか。それは、神のみぞ知る…というやつだろう。
しばらく、何かが積み重なっている所を避け、比較的片付いている部分を歩いていた。
…勝は、大丈夫なのだろうか。あの小学校は…いや、逃れてはいない。なら、小学校の方向を目指すか…
「…ッ゛…ふぅッ゛…」
息を整え、一歩、また一歩と踏み出す。
痛い、など言ってはいられぬ。あの子が心配だ。
ただただ、そこを歩いていた。
そうしていると、一人。女の子が、キョロキョロと辺りを見渡しながら、そこに立っていた。
「どこ…?どこ…?」
何かを、探しているようだ。恐らく、疎開していた子どもが、家族が心配で帰ってきたのだろう。その子は私を見るなり、小さく悲鳴を上げた。
…ガラス片で見た感じ、顔はマシになったはずなのだが。身体に刺さっていた瓦礫やらなんかも抜いたが…いや、身体で怖がってしまった感じか。
「…ん゛…けほっ」
話しかけようとするが、咳き込み、血が口から垂れる。余計怖がらせてしまったな…
「えっ…もしかして、国の化身さん?」
「…」
静かに、頷く。
「大丈夫なの…?」
また、頷く。見た目はこうだが、心配はさせない。そもそも、動けている時点で大丈夫だ。
「ね、ねぇ…喋れるの?」
首を横に振る。
「そっか…えっとね、えっとね…上田 卓也…て人、知ってる?私の…お父さんなんだけど…」
「… 」
確か、小学校の教師だったはずだ。勝から、聞いたことがある。
コクリと頷き、本をめくり、黒板に文字を書く動きをして見せてみた。
「あっ…そう!先生してるの!」
「…ん゛……。」
あそこ、と言うように、勝の通っている学校だったものがある方向を指さす。建物は、恐らくもう、瓦礫だが。
「あそこなの?」
頷く。
「ありがと!…あ!」
お礼を言われた後、彼女は小学校の方を見て、何か閃いたような声をあげた。
「一緒に行く?あそこなら、ちりょうしてくれるかも!」
「…。」
だが、あそこはもう、人がいても定員オーバー、と言うやつだろう。勝にも会いたいが…ここからあそこまで行けば、足が千切れる可能性が生まれる。首を横に振った。
「…やだ…」
「…?」
「その…ここで死んじゃうのは、やだ…」
「………。」
こうなってしまったら、どうすべきなのか、私は知らない。経験談からすると、首をもう一度振ろうが駄々をこねられるのがオチだ。
「…!ッ゛……!」
ただ、有限な時間をこの子から奪いたくはない。必死に、身ぶり手ぶりで伝える。
「……。分かった…」
ホッとし、頷く。良かった。諦めてくれたようだ。
「私が連れてく!」
「…」
いや、伝わっていなかったようだ。手の形を持ったところを、無理矢理引っ張られる。左の腕が、少しだけ悲鳴を上げた。
「…ッ゛……!」
「あっ…ご、ごめんなさいっ!」
大丈夫、と言うように無理矢理口角を上にあげる。彼女は、良かった、とでもいうような表情を浮かべた後、少しだけ優しめに私の手を引いた。
コメント
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あまさん、第6話読みました…!😭💔 もう、最初から最後まで胸がぎゅってなった…。明さんを見つけたシーン、ほんとに辛かった。「守れなくてごめんなさい」って謝る主人公の気持ちを思うと、言葉が出なかったよ。 女の子とのやり取りも切なくて、でも「私が連れてく!」って言って手を引くところ、ちょっとだけ温かい気持ちになれた…。この子、無事でいてほしいなあ。 次も絶対読みます!!🌸