テラーノベル
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※一番初めの話から見ることをおすすめします。
できるだけ原作と一緒にするため、人格崩壊の可能性あり。
ロゼに連れられてやってきたのは、屋上だった。
促されるまま、広い屋上のベンチに座る。
「なんで急に戻ってきたんですか……?」
聞きたいことがたくさんあるのか、ロゼは焦り気味に聞いてくる。
俺が編入してきたことに、驚いている様子。
まあ、それもそうか……。
「もともと数年で戻るつもりだったんだ……!連絡もせずにごめん」
引っこししてから、メッセージのやりとりはしていたけど、戻ってくることは伝えてなかった。
ロゼにも直接会いに行こうと思ってたし、驚かせたかったから……。
「いえ、謝らなくていいですよ……また会えただけで、嬉しいですし」
そう言って、本当にうれしそうに微笑んだロゼ。
俺も、自然と笑みがこぼれる。
「だけど、朝からマジでビビりました……」
「ふふっ。俺も、ロゼがこの学校に通ってるなんて知らなかった……」
「俺、初等部からここですよ?」
え?そうなのか……!?
私立に通ってるのは知ってたけど、詳しく聞いたことはなかった。
そういえば、さっきなーくんが言ってた問題児って……。
……いや、ロゼなわけないだろ。
だってロゼは優しいし、いつも笑顔で接してくれるし……。
きっと別の人のことだろ……うん、そうに違いない。
「……それで、その格好は?あっとくん、目悪かったですっけ?」
あ……。ロゼの質問に、苦笑いを浮かべた。
そうだよな、気になるか……。
屋上だし、俺たちしかいないから大丈夫だろうと、メガネとウィッグを取った。
「これは変装だ……。カラコンもしてる。」
「……っ」
変装を解いた俺を見て、ロゼはなぜか顔を真赤にした。
……ん?
「ロゼ……?」
「……は、はい、わかりました…あっとくん、ですね」
赤い顔を隠すように、口元を手で押さえたロゼ。
変なロゼ……。
「父さんがこれをつけないと学校に行くのは許さないって……」
「……なるほど。…まあ、たしかに変装無しで通うのは危なすぎますね」
……危ない?
もしかしてロゼ……。
「俺は、弱くないから大丈夫」
髪色や目の色で目立つから変な人に絡まれるんじゃないか、心配してくれたのか……?
もしそうだとしても、負けたりしないけど……。
それに、こっちのほうが逆に悪目立ちしてるし……。
「そういう意味じゃないですけど……あっとくんが強いのは、俺が一番知ってるんで」
ロゼの言葉に、笑顔を返す。
強いと言われて嫌な気はしない。
ロゼとは幼なじみだけど、家が近所とかそういうわけじゃなかった。
小学校に入る前から通っていた空手道場。俺たちの出会いはそこだ。
俺が引っこしするまで、週に二回の空手教室で毎回顔を合わせていた。
教室の帰りに、よくアイスを買って帰ったりしたのが懐かしい……。
「あいつらは知ってるんですか?」
あいつら、というのはたぶん……fatalのことだと思う。
ロゼはfatalのメンバーとは仲がいいわけじゃないけど……いや、むしろ仲は悪いけど、俺がみんなと仲良しなことは知ってる。
それに、にしきと付き合ってることも。
「fatalのみんなにも、にしきにも、まだ言ってない…。驚かせようと思って……」
そう返事をすると、ロゼはなぜか一瞬、安心したような、戸惑ったような表情をした。
「……そうですか」
少し疑問に思った時、チャイムの音が校内に鳴り響く。
「あ、これ予鈴だよな?早く教室に戻らないと……」
「はい。戻りましょう」
ふたりで屋上を出て、教室に戻る。
「あっとくん」
「ん?」
「困ったことがあれば、いつでも頼ってください」
隣を歩くロゼにそう告げられて、頬が緩む。
「ありがとう、ロゼ」
最初はどうなることやらと思ったけど、ロゼがいてくれるなら心強い。
学園生活、楽しくなるといいな……。
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なぎさ STPRリスナー
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