この作品はいかがでしたか?
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💚サイド
なんで、お母さんがいるの…。
💜「ね〜。あべちゃん?」
💚「…。」
💜「あべちゃん?」
💚「あ、はいっ!」
💜「大丈夫?」
💚「ちょっとぼーっとしてて…。」
💜「まぁ、無理は良くないからね?」
💚「はぃ…。」
💙「亮平っ!」
💚「…翔太。」
💙「ちょっと来い!」
💚「うん…。」
……………………………………………………
💙「どうすんの?母親来てるけど…。」
💚「…分からない。」
❤️「う〜ん。どうしようかな…。」
🖤「どうしたんですか?」
❤️「あ、目黒くん。」
話してたら向こうの方から目黒くんが歩いてきた。
💙「亮平、話しても良い?」
💚「…。コク」
黙っていても仕方がないこと。
💙「亮平の母さんが学校に乗り込んできた…。」
🖤「え…。」
💜「あべちゃん、お母さんが来てるんだけど…。」
行きたくない…。
何されるかわかんないし…。
でも、ここで逃げたら今までと変わんない。
💙「あ、先生それ…」
💚「分かりました、今行きます。ニコ」
💙「亮平…。」
💚「大丈夫だから…。」
🖤「でもっ!」
💙「ちょっとでも物音がしたら行くから。」
💚「うん…。」
❤️「いってらっしゃい。」
💚「行ってきます。」
がんばれるのは、少しでも長く君の隣にいたいから…。
ガチャ
💚「失礼します…。」
💚母「亮平…。」
💚「どうしたの?」
💚母「どうしたも何も…。」
パンッ(叩)
💚「…っ!」
💚母「どれだけ探したと思ってんの!」
💚母「亮平がそんな子だとは思ってなかった…。」
💚母「私のことをよく聞いてくれる良い子だったじゃない!」
💚「…。」
『良い子』か…。
💚「それは、お母さんの理想でしょ…。」
💚母「はぁ?」
💚「この間も言ったでしょ…。僕はお母さんの操り人形じゃないって。」
これは…僕の人生だ。
お母さんのものじゃない…。
ドンッ(蹴)
💚「…っ!」
🖤サイド
阿部くんがお母さんのとこに行って数分…。
阿部くんのことが気になって仕方がない。
ドンッ
🖤「っ!」
💙「目黒行くぞ。」
🖤「はいっ。」
叩いたような音がした。
居ても立っても居られ無くなって先輩達と校舎を全速力で走った。
💜「そこの3人、廊下は走るな!」
先生のそんな注意は俺には聞こえていなかった。
とにかく阿部くんのとこに行きたくて…。
阿部くんのことが心配で…。
ガラッ
🖤「阿部くんっ!」
💙&❤️「亮平っ!」
💚「目黒くん、涼太、翔太…。」
無事で良かった…。
🖤「良かった…。」
💚「めぐ…ろく…ん。グスッ」
阿部くんは安心したようで泣き出してしまった。
🖤「もう、大丈夫だから…。」
そんな阿部くんを守ってあげたくなってしまった。
気がついたら阿部くんのことを抱きしめていた。
💚「うぅっ…。」
神様。
阿部くんはもう充分頑張ったから。
どうかこの苦しみから解放してあげて…。
今度は俺が阿部くんのこと隣で守るから。
コメント
4件
続き楽しみです🤩
もー!最高すぎます!!