「ただいーま」
魔王城をくぐり抜け、アオイはそう言う
「お、アオイおかえりー!」
真っ先に出迎えに行ったのはニウに似た見た目の女性。
「お前ら鬼畜か勇者パーティに放り込むとか」
そうキレ気味に言いながら笑うアオイ。
「それに関してはすみません…、助けに行きたかったのですが魔力が隠せないので…」
そう言ったのは転移スキルの魔族。
「まー、恐らく魔力感知ができる魔法使いがいるからなぁ、テンさん以外はしゃーないかぁ」
「なんでよ!??」
「けど成果は良さげだよほら」
そう言ってアオイは物品を見せる。
「剣に金貨、魔石に本は取れたんだ!」
「隙を作り出してくれたからね〜」
「ん?誰が」
「リウさん。アカリさんのこと知ってたよ」
「あー!あの人か!」
「てかソラさんだけ居なくない?」
「あー、昼寝」
「あっ…()」
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「そこに魔族1人!!」
リトがそう言うと
「了解!」
とモクが返事をし、
「フラム!」
と、唱えた。
するとモクの杖から炎が現れ魔族を包み込んだ。
「魔族討伐依頼完了と…」
あの後、ラメルたちはギルドに行って、依頼を受けるために登録しようとしたところ、勇者の証があった為、登録は必要ないと説明された。
できる限り、完了出来そうな依頼を一気に受け、ひたすら稼ぐ。
まあ、報酬は全て金貨1枚とかだけど。
「引き受けた依頼は終わったから換金しに行こうか」
「了解〜!」
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「えーっと、合計で金貨6枚です」
そう受付にいるお姉さんに言われ、金貨を受け取る。
「これでも金貨6枚なのか…」
「まだまだ依頼受けないと…、」
「金貨を大量に欲しいのでしたら、おすすめの依頼がありますよ」
そう話を聞いていたのか、お姉さんが話しかけてきた。
「え?そんなのあるんですか?」
そう、リトが返答する。
「はい。その依頼の報酬は金貨40枚です」
「40ッッッ!??」
ニウがでかい声をだした。
冒険者ギルドの中にいた人達が一斉にニウをみて、視線を外す。
「えーっと、ちなみにその報酬の依頼は…?」
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「ということでやって参りました」
「”額円学園”!!」
「えー私達が担当するのは1-Bらしい」
「外で待機してるらしいから行くよー」
「はーい!!」
そう言ってモクが真っ先に走っていき、その他3人でそれを追いかける形で向かった。
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「アオスズ返せよー!!」
「やだねーだこれ自分のね(???)」
「きゃらめるー!ぱくー!」
「食べないで!??」
「いけぶんこ!!キャラメルを食べるんや!!」
「はーい(???)」
(…元気だなぁ
教室の外からでもはっきり聞こえるよ())
「 キャラメルって言ってたけどラメルみたいだね」
そうモクが言いながら扉を開けようとする
「これってさ、担当いないってことは問題児とかそういう説ある?」
そうリトが荷物を確認しながら言うと、全員の動きが止まる。
「いやいやいや、そそそそそんなわけ…w」
「うん!多分みんないい子だよ!!」
「問題児は学園側が担当するべきだもんね…うん…きっとね…()」
「…どうするラメル、開ける…?()」
「…依頼受けたからにはキャンセル料取られたくないし開けるしか無いでしょ…」
キャンセル料、依頼を達成できないと判断した時、失敗した時にとられる料金のこと。
依頼報酬と同じ金貨数支払わないと行けなくなる。
つまり、キャンセルしたら…
金貨を40枚支払う事になるから借金まみれ…、
うん、素直に受けよう…()
「もうラメルが開けるね、?」
そう言ってモクが開けるのを辞めた扉に手をかけ、扉を開けた
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《選択しましょう》
4人が担当する科目を決めてください。
科目…剣術、魔法、知識
【剣術】剣について教える。剣の振り方等
【魔法】魔法について教える。 魔法の打ち方等
【知識】計算や文字の読み書き、治療の仕方など役に立つ知識を教える
何処かを重複させてもよい。
(剣術1、魔法2、知識1や剣術2、魔法0、知識2など振り方は自由。)
担当してない科目の時は、手伝い役とします。
コメント
1件
やっと登場したテンウ(?) 問題児…不良…リト…∑(lll ᐛ )ウッアタマガ