目が覚めると____
暗く
周りがよく見えない……
ここ、どこ……?
弔くん……?
私は起き上がろうと顔をあげる、
と
ジャラッ
え?
首
手
足、
に鉄の冷たい鎖。
『なに……これ?』
段々目が慣れてきて
くっきりと見える。
『私……拘束されてる……!?』
なんで!?
どうして!
頭打ったことは覚えてる……
なんでこんな事になったの!?
誰がこんな事………
『弔くん!弔くん助けてッ……』
必死で鎖を引っ張り藻掻く。
も
固い鉄を引きちぎれる力など私には無い____
『弔くんッ……!!』
弔くんの名前を必死で叫ぶ____
誰がこんなことするの?
ねぇ、弔くん!早く助けに来て!
ガチャ
ドアを開けたのは____
「やぁ、凛。起きたんだね」