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『こんな展開ありですか!?』
〜異世界×異世界のラブコメディ〜
第7話 この世界の秘密
ヒプノシスマイクの世界の人達が来て1ヶ月。
恋心も抱かれることもあったが、以前よりは仲良くなれた。今日は街を案内することに。
『ここがエスポワールか?』
『はい。色んなものが売ってて中央の大地では1番栄えてる街なんですよ。』
『ほんまやなぁ。珍しいもんばっかりやな。』
『おい、簓。俺の麻里衣に近づくな。』
『いつから左馬刻のもんになったん?』
『『( `´)–*–(`´ )バチバチ☆』』
(いや私は誰のものでもないんだけど…。)
『主様、今日は何を買いに来たんですか?』
『そうね、仕事に必要なものかしら。万年筆と紙…あ、あとインクもなくなってたから…。』
『かしこまりました。荷物は俺が持ちますからね。』
『ありがとうフェネス。』
『いやいや、俺と左馬刻がついてきたんや。フェネスはんはええで。』
『簓はほっといて俺に頼ればいい。』
『いえ、大丈夫です。俺が主様の執事なんです。』
(そう簡単に主導権は譲らへんで?先に一緒にいたのがフェネスはんでもこれは譲られへん。)
(お前らはすっこんでろ。俺が荷物持ちをする。)
(主様の隣は俺が相応しいんです。邪魔しないで下さい。)
『『『( `´)–*–(`´ )バチバチ☆』』』
(あぁ、もうダメね……。)
『3人とも!』
『『『!!』』』
『仲良くしなさい。せっかく買い物に来てるんだから。簓さん。左馬刻さん。街の様子を知る為に2人は着いてきてください。フェネスはここで待ってて。』
『は、はい…。(ᐡ _ ̫ _ ̥`)シュン…』
雑貨屋
『えらい可愛いのが売ってるなぁ。』
『そうだな。俺たち場違いじゃねぇ?』
『はい、ありがとうございました。お待たせしました。行きましょうか。』
と、その時――。
ヴーヴー
『『!?』』
『なんやこの音!』
『天使の、警報…!すみません2人とも急いで店から出てください!』
私達はフェネスの元に走る。
『フェネス!』
『はい!主様俺の悪魔の力の解放を!』
『来たれ、闇の盟友よ。我は汝を召喚する。ここに悪魔との契約により、フェネスの力を解放せよ。』
『主様達はお下がりください。』
『な、何がどうなってるんや、あれ、天使…か?宙に浮いてる…。』
『気味わりぃ…。』
ジャキッ。
私は剣を抜く。
『簓さん。左馬刻さん。説明は後でします。
私はフェネスの援護をします。安全な場所まで下がっててください。』
『麻里衣…。確か剣術の心得があるって言ってたな…。』
『でも女の子やし無茶やで…。』
数時間後――。
天使を討伐したあと、屋敷へ戻り、みんなを食堂に集めて、天使の話をした。
『話しておきます。この世界の秩序。
そして、命の危険に晒されているという現状を。』
『……。』全員
『この世界には天使という存在がいて、人間を消してしまうのです。我々悪魔執事は主様と一緒に天使狩りをしています。主様が我々悪魔の力を解放して、我々は今戦えています。この燕尾服は悪魔の力を解放しないとただの服と同じです。』
『さっきのは下級天使といって弱い方の天使です。ですが、知能天使という強力な天使もいます。知能天使はまだどのような存在が改名はできていません。我々のように意思疎通が出来るということしか…。』
『つまり、麻里衣さんと百合菜さんが悪魔の力を解放していて、天使狩りにも協力している。ということですか?』
『えぇ。その通りよ。』
『…非科学的過ぎてついていけないですが、嘘をついてるようには見えません。それに麻里姉は嘘をつく人じゃありませんもんね。』
『三郎君…。』
『…待てよ。その話が本当ならお前ら双子は危険な目に合わされてるってことか?』
『『!』』
真実を知ったことで、私達に矛先が向く。
『それは…。』
真実を知ることは時に残酷である。
『…確かに、危険な目に遭うのは避けられない。それでも私達はこの世界の天使を殲滅して、いつか平和な世界にしなきゃいけないの。』
『…ふざけんなよ。お前ら執事なんじゃねぇのか。主であるこの2人を守りてぇって思ってんなら、元の世界に返して平和な世界で生きる方が安全じゃねぇのか!』
『っ…。』
『……。左馬刻さんの言うことも分かります。でも。私達自身がこの道を選んだんです。
悪魔の力を解放できるのは私達だけ…。天使の戦いにより、命を落としてしまうかもしれないというのも私も…妹の百合菜も承知の上です。私が執事達の主になったからにはこの命を持っても最後まで執事達と一緒にいたいんです。』
『……。』
(まだ20歳やで…?やりたい事なんか沢山あるに決まってる。それなのに……。自分の命を賭けてまでこの人らといたいっちゅうんか…。
俺より年下とは思えへんわ。)
『元の世界ではなく、この世界で命を落としてしまっても本望です。大好きな妹と、執事達に看取って貰えながら死ねるなら。悔いはありません。』
『お姉ちゃん…。』
『主様…。』
『……さて。湿っぽい話はもうやめにしましょう。お腹が空きましたね、ロノ、夜ご飯の支度をしましょうか。私も手伝うから。』
『え、あ、は、はい!』
夜ご飯を食べた後、私は洗い物をしていた。
『ふぅ……。』
洗い終わったお皿を拭こうとした時だった。
『手伝う。』
『さ、左馬刻さん。』
(き、気まずい……。)
『あ、あの…。』
『……悪かったな。』
『え?』
『あいつら執事のこと、悪く言ったみてぇで。』
『いえ、そんなこと…。』
『誰かの為に命を賭ける覚悟があって、すげぇな、お前は。』
『あ、ありがとうございます…。』
『…でも、俺だって男だ。好きな女が危ない目にあってたら助けるのが俺だ。』
『あはは、ありがとうございます……。
……って、えぇ!?』
驚いて壁に後ずさりする。
『い、今、す、す、好きって言いましたか?』『気付いてなかったのかよ…この前気に入ったって言っただろ?』
(🟰好きってことなの?全然気付かなかった。。)
※麻里衣様は変なところで鈍感です。
ドンッ!
『俺は気に入ったもんは手に入れる。それが難しいなら尚更欲しい。』
(か、壁ドン…っ!)
『っ……。』
私は逃げようとする。
ダンッ!
『ひぇ…』
『逃げるなよ。』
クイッ。
顎クイされ唇を強引に塞がれる。
『んんっ!』
チュッ…ちゅっ。
舌を深く絡められる。
(た、立ってられない…。)
『ぷはっ!はーっ。はーっ…。』
『その蕩けた顔…たまんねぇな。』
『っー!!』
ごすっ!
『ぐぉっ!』
私はお腹にグーパンチを食らわす。
『失礼。私は護身術の心得もあります。
次やったら…本気で気絶させますから!』
ダッダッダ……。
『はぁ…俺には効かねぇよ。手加減し過ぎだろ。俺にやるなら本気でやれよ。あめぇやつ。』
『もう…左馬刻さんったら…。』
グイッ!
『わっ!』
『あははっ!みーつけた。ね、まりぃちゃん。ボクと遊ぼ?』
『ら、乱数、さん。どうしたんですか?』
『さん付けなんてやめてよぉ、らむだちゃんってよんで?』
『え、えっと……。』
廊下の曲がり角で左手を引かれる。
と、その時――。
グイッ!
『っ!』
『すみません。麻里衣さん。少しよろしいですか?』
『寂雷、さん?』
『『( `´)–*–(`´ )バチバチ☆』』
(急に空気が重くなった。)
『じゃっくらい…邪魔しないでくれる?ボクがまりぃちゃんとはなしたいんだよ。』
『邪魔とは心外ですね。ただ声をかけただけですが?』
『いい年こいてこの子に気があるの?』
『!私は別に…。』
『あ、図星?だっさーい。じゃあ、僕が今からすること見ても妬かないでね?』
僕はまりぃちゃんの唇を塞ぐ。
『んむっ。』
『クスッ。かわい…。』
横目で寂雷を見た後、ボソッとつぶやく。
『ん、んぅ…。ら、らむだ…さ…っ。』
『らむだちゃん…でしょ?』
(なんなのさっきから…元TDDの人達に絡まれてるし…乱数さんには腹パンできないし…よし。)
私はぺしっとデコピンする。
『いったぁぁい……😭』
『私はそう簡単に落ちませんから!からかわないでください!』
ε≡≡\( ˙꒳˙)/シュタタタタ
((足速……。))
『お姉ちゃんも大変だな…ふふっ。ほんとモテるんだから。』
『……百合菜。』
『ん?なに、帝統――。』
チュッ。
『え……?』
『好きだ。って言っただろ?』
『はわわ…。ば、馬鹿じゃないの…。』
団欒室で遊んでいた時帝統にキスをされる。
と、その時――。
グイッ!
『っ!?』
後ろから手を引かれて抱き締められる。
『気安く触れるなよ。』
『…百合菜はいつお前のもんになったんだ?』
『ど、独歩さん…っ?』
『百合菜…さん。次は俺と過ごして欲しい。俺なんかといても楽しくないかもしれないが、それでも俺は一緒にいたい。好きだから。』
『……えぇ!?』
双子の心は誰かに乱される…。
執事たちを差し置いて。
次回
第8話 乱れ過ぎてる三角関係どころではない!?
『えっと、つまり、お姉ちゃんは各ディビジョンのリーダーに好かれてるってこと?お姉ちゃんったらまた無自覚に虜にして…。』
『無自覚だったらどれだけタチが悪いのよ…。とにかく、もう簡単には流されないようにしないと。これ以上は心が持たないし……。』
『私たちがどうしようと無理だよ。決めるのは作者だし。』
『メタい……。』
これ以上流されまいと…奮闘する双子を他所に、ヒプマイの世界の人達は双子を落とそうと奮闘。皮肉である。
『一兄に譲れないものもあります。これだけは……譲れません。』
『お前とライバルになるとはな…。残念だが、仕方ねぇな。』
火花散る兄弟のBattle…。
『左馬刻。お前もまさか…。』
『だったら文句あんのか?』
『まぁお前が相手なら良かったです。対処法なら慣れてます。お前を怒らせたらどうするかな『』んて慣れっこです。』
手錠かけられて…しょっぴかれてしまいそう。
『へぇ、幻太郎はまりぃちゃんにほの字なんだね…』
『乱数も、ですか。これは面白い……負けませんよ。』
『あははっ。それなんの冗談?』
飴と夢物語は甘い方がいい。
『寂雷せんせも麻里衣ちゃんのこと好きな感じ?』
『私ですか?いえ、別にまだ…』
『まだってことは…少しは意識してんだよね?もし好きになったらせんせとはライバルかぁ。まぁまけないけど。』
『……。』
この無自覚な気持ちは恋の始まりか、どちらか。
『…空却さんも麻里衣さんが好きなんすか?』
『…別に、んなんじゃねぇよ。』
『良かったっす。空却さんがライバルと勝てるきしないっす。』
好きと言えなかった後悔を…この後公開することになる。
『簓。お前本気で惚れとん?』
『ん?せやで?一目惚れ言うとるやん。』
『そんなら俺応援するわ。』
『ん?お前気があったんじゃないん?』
『あほ、そんなんじゃない言うたやろ。』
『そうなん?』
何故か胸が痛むのはヤキモチか、それとも……。
『あんたには負けねぇよ。毒島メイソン理鶯。』
『ふん、いい度胸だ。小官も負けるつもりはない。』
狼煙があげられる。勝敗を分ける、決死の狼煙が。
『てめぇみてぇなリーマンに百合菜は釣り合わねぇな。諦めろ。』
『はぁ…気安く名前で呼ぶな。同い年だからって。俺はお前には負けない。ラップバトルでも、恋でも。』
恋は自覚したら止まらない。ライバルがいてこその恋愛だ。
次回もお楽しみに♡♡
コメント
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第7話、読ませていただきました!世界の秘密が明かされて、天使との戦いというシリアスな背景が一気に深みを増しましたね…。そんな中での左馬刻さんの壁ドン&キスシーンには思わず「おおっ!」って声が出ました(笑)麻里衣さんの護身術パンチに笑いつつ、二人の距離感の変化がすごく気になります。次回の恋のバトルロイヤル、楽しみにしてます!