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転生してきました!🪄 ブクマ失礼します!🌟
コメント消しました申し訳ないです.ᐟ.ᐟ ななみちゃん天使ですね🤦♀️
連載ブクマなのかな?失礼します!!
赤side
「俺、りぃぬの事すきだよ。」
レコーディングスタジオでバッタリ会って、
明後日は体動かすんだから、今日飲んどこうぜ。なんて意味のわからない事を言われ勢いで入った居酒屋でソコソコ酔いも回ってきた時、彼がそう言った。
「…?俺も好きだよ?」
いきなり何を言うんだ、と、彼の方を見れば
そうじゃねぇんだよなぁ…だとかブツブツと独り言を言っていた。
その光景が面白く笑っていると何処か不貞腐れている顔を覗かせる。え、俺のせいなの?
「どうしたの、さとちゃん。拗ねてる?」
可愛いね〜と頭を撫でた。
が、気に触ったのか照れたのか、撫でていた手を急に掴まれたと思えば整った顔をグイーッと近づけ、青紫の瞳に睨まれる
いくら向かいに座っていても、近すぎる。
いつもとは違う雰囲気に少し怖くなってしまう。
数秒見つめ合い、ガタッと椅子を引いた音がして彼が立ち上がったことがわかった。
何、なに、ナニ。
手首は掴まれたまま。彼から感じたことの無い雰囲気。怖くてギュッと目を瞑った時
ちゅ、という音と同時に額に柔らかい感触
何をされたのか、未だに理解出来ずにいた。
「へ?さ、と……」
「…っし、帰るか、一緒に。」
目を開けて見た彼の顔はいつも通り、変わらず笑っていて
俺は何がなんなのかわからず、伝票を持って個室を出て行く彼に慌ててついて行った。
「悪かったな、急に」
冷たい空気に触れる。
寒くなってきたな、そろそろカーディガン出さないとなぁ…。
結局あの後追いかけたものの奢られてしまった、また今度美味しいものをご馳走しよう。なんて考えていると、俺の少し前を歩く彼がそう言った。
悪かった?何かしたっけ?
と少し考えたあと、思い出して急に恥ずかしくなってしまった。
あれは何だったのだろうか…その、キスは。
「な、何で…その、、、」
「キスしたかって?」
「ばっ……っ//」
か、と続けようとして下を向いていた顔を上げると、目の前には彼の顔があり反応ができない。
「好きだよ。俺、りぃぬが好き。」
さすがの俺も、ここまで言われて気づかない程鈍感じゃない。
俺は、、、でも、俺は、、、、。
「その、えっと…」
「返事はいい。」
聞いてくれただけで良いから。と優しいような悲しいような顔で言われてしまう
その後家まで送ってくれた間、俺はただ黙って着いていくことしか出来なかった。
「お疲れ、さまです…。」
あの日から2日後、今日は皆で都内の学校で撮影があるため朝早い時間からバスに集まった。
彼と会うとなると何となく気まづくて、昨日は寝れずに少し寝坊
「りぃぬくんおはよ!今日はギリギリセーフだったね笑」
バスに乗り込むと我らがリーダーのなーくんに笑われてしまう。もう皆は集まっているらしく、お前のせいで寝れなかったんだぞ…と横目で奥に座っていた彼を睨むと
「おはよ、りぃぬ。」
なんて爽やかスマイルでかわされてしまった
イケメンで、何か変な気持ちが襲ってきて、恥ずかしくなって急いで相方の隣へ座った。
「りぃぬおはよ〜、フットサル同じチームだから頑張ろうね」
「おはよるぅちゃん、頑張ろ〜!」
いつかのバスケで散々な結果だった俺。そもそも運動が得意ではない俺がここまでやる気が出る理由は簡単。
るぅちゃんの事が好きだから。
彼の一言でどれだけのやる気が出るか。
俺は動き出すバスの中、早速スマホでフットサルのルールを調べた。
スタッフさんが吹いたホイッスルが広い体育館に響き渡り、自分たちの勝利を喜ぶ声が聞こえる。そう、でもそれは俺たち子供組の声ではなく…………
「皆ナイスだったよぉ〜、、」
「なーくん最後のシュート、かっこよかったわ」
なーくんのシュートで逆転勝利を決めた大人組の声。
途中までは勝ってたのに…なーくんの罰ゲーム、優しいので安心。
まぁでもるぅちゃんとチームだったの楽しかったし、これもこれで良かっ…
「こんなんじゃ終われないんじゃないのるぅちゃん?」
「グッパーで別れてもう1戦行ないまーす!!!!」
なーくんのその言葉にメンバー全員が目を点にしてなーくんを見る。待って。俺ら走った後なんだよ?
「い、一旦休憩、、、」
さとみくんの言葉でグッパーでチーム分けされた後、30分の休憩になり、俺たちはスタッフさんから水を貰いそれぞれの休憩に入った。
るぅちゃん今1人だ、
離れたところで休憩をしている彼を見つけて立ち上がろうと思った瞬間に
「るぅとくん〜、僕足の筋肉痛ヤバいよ〜…。」
と半分飲みきったペットボトルを持って水色のジャージを着た彼に、先に話しかけられてしまった。
…また、ころちゃん。
「なあ、るぅとのとこ行かないん?」
「っうわっ、!!?!」
「隣に居たけど…?」
楽しげに話するぅちゃんをボーッと見つめていると隣から声が聞こえた。“ビックリした”というように隣に来たさとちゃんを見ると当然というようにさっきから居る。と言われてしまった。
…ちがう、ちがう、!
「お、俺さとちゃんに好きな人教えてない、!」
「あ、やっぱり好きなんだ、るぅとの事。」
「あっ、」
…しまった、カンペキハメられた。
気まづい空気が流れる。さとちゃんは今、どんな顔をしているのだろうか。
「ふぅん。ま、見とけよりぃぬ、ぜってぇ勝つ。」
「、は!?」
入ってくださったスタッフさんも驚くほど運動神経が良くて、るぅちゃんやジェルだって強い。そんな相手に俺たち未経験だぞ!?
と、横に座る彼を見るが案外余裕そうな顔をしていて。
「一緒に、頑張ろうなりぃぬ。」
「ゔっ………ガンバリマス…」
「さあ!何で2人が来ないのか混乱してるなあ!」
ビクゥッ
なーくんの大きい声、カメラが回っていたんだ。流石のさとみくんもビックリした様で物凄いスピードで俺から離れた。
そうだ、撮影、頑張らなきゃ。
重い腰を上げ、今回も同じチームのころちゃんの元へ。
…勝てるなんて自信満々に言えないけれど、さとちゃんが頑張るなら俺だって頑張らないと、チームにだって失礼だもんね。
「始めまーす。よーい、」
スタッフさんの声と共にサッカーボールが投げられた
「お疲れさまでしたー、水補充してあるので飲んでください!支度が出来たら帰ります、それまで休憩していてください。」
後日投稿するフットサル動画を取り終え、今日はもう帰るだけ。まさか三回もやるなんて…とも思ったが、初めてシュートも決まって結構浮かれていた。動画になるのが楽しみだなあ、と荷物を確認していると
「りぃぬう、」
「はぅ、!」
後ろからガバッと抱きしめられ変な声が出てしまう。今はスタッフさんは片付け、ころちゃんとるぅちゃん、なーくんとジェルくんはそれぞれ写真を撮りに外へ出た為、ここにはアイツしか居ない。
「なに、さとちゃん。」
「今、るぅとところん二人で居るからりぃぬ大丈夫かなって。」
「うっさい、るぅちゃんところちゃんの関係知ってて言ってんのかよ、いじわる。」
俺の中の色んな感情が混じって、泣きそうになる。
「泣いてんの、そこまでるぅとの事好きなの?」
ねぇ、俺じゃダメ?なんて普段滅多に聞かない少し震えた声が聞こえる。
「るぅとにはなれないけど、俺の事好きになってもらえる自信はあるよ。」
だから、さ_____
相互さんへの誕プレのつもりで書きました!おめでとう!だいすきだぞ!(すごく遅れてる)(すみません)
思い通りに上手く書けなかったのでこの作品は続けるつもりです…次で完結。