21日目
うーん、絵名大丈夫かなぁ…
多分まふゆと奏も言ってると思うんだけど、絵名が倒れた?っぽくて…それに元気があんまり無さそうなんだよねー……
…よし、絵名の家に突撃してくる!!
瑞希
『__絵名って居ますか?』
「あら、絵名のお友達の……確か、瑞希ちゃんかしら? 」
『あ、はい!そうです!!』
「絵名なら丁度今さっき出掛けちゃったのよ…」
『そうなんですか……って、何処に!?』
「うーん…何処かしら………あ、確か新作コスメを買いに行くとか言ってた様な気がするわ」
『ありがとうございます!!』
ボクは絵名のお母さんに背を向けて、コスメショップに向かって走り出した。
「……絵名、あれで良かったの?」
「…うん、瑞希には、悪いけど……今は、直接…会いたくないから、、」
「…そう、悪い事しちゃったわね……今度何かお礼しないと…」
「………………お母さん、やっぱ私…今から出掛けてくる!!」
「っ、ちょっと絵名!?」
そして絵名もボクを追い掛けて家を飛び出した。
まぁ、ボクはそんな事が起きてるとも露知らず…コスメショップへ向かって走っていた。
『はぁ、はぁ…着いた………此処、だよね…?最近新作コスメが出たってネットニュースで見たし…』
不安な気持ちに押し潰されそうになりながら足を踏み入れようとした時、後ろで声が聞こえた。
「瑞希ッ!!」
『え__?』
勢いよく振り返ると、そこには汗だくの絵名が居た。
『え、絵名……!?』
『ど、どうしたの……って、大丈夫!?』
絵名はそのまま地面に倒れ込むように座った。
「はあ、はぁ…ッ、………ごめん、」
絵名は息を整えてから、そう呟いた。
『な…何で絵名が謝るの!?』
『謝るのは……ボクの方なのに、』
「は…何で瑞希が謝らなきゃ行けないのよ!」
『だって…絵名が辛そうなのに、力にすらなれなくて……そんなの、そんなの…』
「……瑞希は、悪くない。」
「悪いのは、仲間すら頼れない…弱い私。 」
絵名はそう言って優しく目を閉じた。
……え!?絵名!?
『ちょ、絵名!?大丈夫!?どうしたの!?』
そのまま絵名は気を失った。
コメント
4件
絵名ぁ…
絵名…どうなっちゃうんだろう……
晴れるのが早い気がする! 安心だあ✨️