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病院に着くと、涼ちゃんは看護師に案内されて、涼ちゃんはさまざまな検査を受けた。待ち時間、元貴と若井は廊下のベンチで静かに待ち続けている。
検査が終わり、医師からの診断結果が伝えられた。
「大きな病気ではありませんが、かなりのストレスと栄養不足が見られます。しっかり休息し、バランスの良い食事を心がけてください」
その言葉に、元貴と若井はほっと胸をなでおろしながらも、涼ちゃんを心配そうに見つめた。
病院のロビーを出たところで、若井が涼ちゃんに声をかける。
「ねね、今日…俺、家行ってもいい?」
涼ちゃんは少し驚いたようだったが、「あ、うん……」と小さくうなずいた。
元貴も「じゃあ、みんなで一緒に帰ろう」と自然に話を合わせ、3人は連れ立って涼ちゃんの家へと向かった。
夕暮れの空の下、いつもより静かに寄り添う、心強い3人だった。