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羽海汐遠
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おお、VTuberモノ来た! 第2話、初配信直前の緊張感がめっちゃ伝わってきたわ。アマセとの軽口叩き合いながらも実はお互いビビってる感じ、高校からの相棒って関係性がにじみ出てて良いね。「期待に添えなかったら」って不安もリアルで、主人公ライくんの人間らしさが出てる。どんな配信になるのか、続きすごく気になる!🔥
突然だけれど、皆さんは”VTuber”というものをご存知だろうか。
そう…ネットで活動する1枚の絵の表情が変わるあの不思議か生き物だ。(少し棘あるか…?)
俺…ライと相棒のアマセは高校時代からネット活動者を目標にしていた。そしたらゲーマーVTuber事務所「VEXION」に合格し、デビューをすることになった。トントン拍子で話が進みすぎて怖いという話はまた今度……。今日は初配信の日、めちゃくちゃ緊張している。
『ライ〜!最初お前だもんな、ファイト!!』
「いや、アマセも俺の後に初配信するんだからね?」
『わかってるよ!』
そう通話の向こうで軽口を叩いてくるのは高校時代からの相棒アマセ。本名を雨瀬彩都と言う。緊張してる俺をイジって自分の緊張を解したいのかはちゃめちゃに絡んでくる。
「まじ緊張しててさ俺、静かにしてくんない?」
『はぁ?俺だって緊張してるわ!お前の方が余裕そうに見えんだけど?』
「んな訳あるか、俺だっていっぱいいっぱいだよ」
そうツッコミながら配信開始の準備を進める。初配信とは言え何回もリハーサルを重ねている為準備は意外とスムーズだ。
(よし……後は配信開始のボタンを押すだけ)
一段落つき小さく息を吐き出した。まだ始まってもないのに少しだけ冷や汗をかいている。初配信とはここまで緊張するものなのか。
『お、そろそろ時間だな。じゃあ俺はミュートすっから、頑張れよ!』
そう聞こえたかと思えばミュート音がイヤホンから聞こえてきた。
(あいつも中々人の話聞かねぇな…)
軽い苛立ちを覚えながらも咳払いを1つし、声のチューニングを始める。
「あー、あー……よし」
頷いて配信開始ボタンを押し待機画面を流した。途端、コメントが急速に流れる。
『きちゃー!』 『楽しみ!!』『どんな子だろう』『当たり前だけど顔めっちゃ良かった』
楽しみにする声から事前に公開されていた立ち絵の感想を述べる声など色々なコメントが流れていくのが目に見える。”期待に添えなかったらどうしよう”“幻滅させてしまったらどうしよう”そんな考えが頭をよぎる。しかし今はトラブルを起こさずに安全に初配信を終わらせることが最優先事項だと思い直し軽く頬を叩いた。
「よし……行くぞ」