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🩷視点
勢いで蓮のところを飛び出してきてしまった。
何だか帰って一人になるのが怖い。
蓮のことばかり考えてしまいそうで。
スマホを見ると、蓮からのLINE。
そちらは既読にせず無視していた。
もう1人からも連絡があることにふと気付く。
『今どこ?』
返信をして、彼の家へ向かう。
とにかく、一人になりたくなかった。
❤️視点
『今から行く』
遅い時間だったから、返信はないかなと思った矢先に連絡があった。
愛しいその顔を見られると思うと嬉しい。
数十分後、彼はやってきた。
が、何か様子がおかしい。
いつもの明るさがない。
少し泣きそうな顔までしている。
❤️お腹空いてる?何か作ろうか
🩷ううん、大丈夫。食べてきた
❤️誰かと食べにいったの?
🩷…蓮の家で、食べた
目黒、か。何かあったな、これは。
阿部が話してた。
目黒が佐久間のこと意識してるって。
佐久間に座るよう促して、少しだけ飲む?と聞くと頷く。
簡単にお酒とおつまみを用意して、佐久間の隣へ。
飲みながら頭を撫でてやるとぽつり、と話し出す。
🩷蓮に…告白された
❤️佐久間は?何て答えたの?
🩷…ごめんって言って出てきちゃった
まぁ、もちろんそれだけじゃないんだろうけど。
二人のやり取りを詳細に聞き出すような無粋なことはしない。
ただ、辛そうな佐久間を見ていたら大体は分かる。
分かっていて、少し踏み込んでみる。
❤️じゃあ、何でそんな泣きそうな顔してるの?
🩷え、俺そんな顔してる…?
❤️してる。何年一緒にいると思ってるの
🩷はは…涼太には敵わないなぁ
力なく笑う佐久間を見て、胸が痛む。
🩷ねぇ、涼太
❤️ん?
🩷抱いてほしい。めちゃくちゃにして
珍しい。佐久間から求めてくるなんて。
いつもは俺たちから求めてばかりだから。
佐久間は、いつも受け入れる。
それが、俺たちへの贖罪だと言わんばかりに。
そんな彼の痛みを少しでも癒せるなら、いくらでも叶えてやる。
❤️忘れさせてあげる。目黒のこと