ういっす
なんかすんませんっしたー
(昼下がり・万事屋)
神楽「ねぇねぇ銀ちゃん!今度の“江戸文化祭”の護衛依頼きたヨ!」
新八「なんでも、真選組が主催で、有名人も多数来るらしいです!」
銀時「ふ〜ん。どうせまた金の匂いのしねぇ仕事だろ。」
彩音「護衛って言っても、私と真選組の方で分担らしいぞ。」
銀時「……は?」
彩音「副長から直々に頼まれた。『お前の腕を見込んで』って。」
銀時「……おいおい、ちょっと待て。」
新八「銀さん?」
銀時「……つまりお前、あのマヨ野郎と組むのか?」
彩音「“マヨ野郎”言うな。十四郎だろ。」
銀時「名前呼び捨てとか仲良すぎじゃね?」
彩音「呼びやすいからそう呼んでるだけだっつの。」
神楽(ニヤニヤ)「あ〜あ、銀ちゃんの顔が真っ黒アル〜」
新八「やべぇ、顔色が“黒魂”になってる!」
銀時「うるせぇッ!!」
(その夜・真選組屯所前)
彩音と土方が護衛打ち合わせ中。
銀時は——なんと屋根の上から盗み見している。
銀時(心の声)「……なに普通に笑って話してんだアイツら。おい待て、土方ァ、距離近ぇぞ……お前の顔近ぇんだよバカ。」
近藤「おや、万事屋じゃないか!何してるんだそんなとこで!」
銀時「しっ!声出すなオッサン!」
近藤「……まさか嫉妬してるのか?」
銀時「してねぇ!!(即答)」
近藤「わかるぞ……好きな人が別の男と組む時の切なさ……」
銀時「語るなバカ。お前のそれは犯罪一歩手前だろうが。」
(翌日・護衛任務当日)
土方「彩音、こっちは頼んだ。」
彩音「了解。十四郎も気をつけろよ。」
銀時(陰から見て)「あぁ〜〜〜〜!!!」
新八「あーまた始まった……」
神楽「銀ちゃん、嫉妬で蒸発するんじゃないアルか?」
(銀時、思わず出ていって)
銀時「おいお前らァ!そんなベッタリすんな!!」
土方「は?何だよテメェ。」
彩音「……銀時、何してんの。」
銀時「俺も護衛だよ!!……別に心配とかじゃねぇし!」
土方「はぁ?依頼受けてねぇだろテメェ!」
(空気、ピリッ)
(突如、爆破音!祭りが襲撃される!)
彩音・土方・銀時が三人で敵を迎撃!
彩音が庇って腕を負傷。
銀時「バカ!!無茶すんなって言ったろ!」
彩音「任務中だろ……言ってる場合じゃねぇ。」
土方「おい銀時、今は喧嘩してる場合じゃねぇ!」
三人で連携し、敵を撃退。
だが終わった後——
(祭りのあと・夜)
銀時「……なぁ彩音。」
彩音「ん?」
銀時「お前さ、もうちょい自分のこと優先しろ。怪我してまで他の男守ってんじゃねぇよ。」
彩音「……別に“他の男”とか関係ねぇだろ。仲間だし。」
銀時「……俺はイヤなんだよ。」
(沈黙)
彩音「……何が?」
銀時「お前が、俺以外見てんのが。」
(彩音、フリーズ)
彩音「…………バカ。」(顔真っ赤)
銀時「バカで結構。もう二度とそんな目すんな。お前の視線、俺だけでいい。」
神楽「きゃー!!銀ちゃん独占発言ーーー!!!」
新八「もう青春すぎて見てられねぇ!!」
(夜空の下で)
彩音「……やっぱあんた、独占欲強ぇな。」
銀時「俺が悪ぃのか?」
彩音「……嫌いじゃねぇけどな。」
(軽く肩を寄せる二人。江戸の夜風がやさしく吹く——)
ほんっとすんまっせんしたー!!!!!!
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