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うっし、しっとりロマ行くでェ
はい、こたつ回の後に紅葉回やるのめちゃくちゃに変だけど許してちょ
(夕暮れ・万事屋前)
紅葉が風に乗って、ゆらりと舞う。
彩音「……風、冷たくなったな。」
銀時「そりゃそうだろ、もう秋だぜ。アイスもすぐ溶けなくなったわ。」
神楽「銀ちゃん、さっき“アイス溶けねぇの最高!”って3本食べてたアル。」
新八「あれはもう食欲の秋通り越して暴走ですよ。」
銀時「うるせぇ、俺の胃袋が四季を感じてんだよ。」
(彩音、くすっと笑う)
銀時「……何笑ってんだよ。」
彩音「別に。ただ、こうして笑える時間があるのっていいなって。」
銀時「……そりゃまたずいぶん真面目なこと言うじゃねぇか。」
(沈黙。紅葉が一枚、彩音の肩に落ちる。)
銀時「……お前、最近少し元気ねぇな。」
彩音「……バレたか。」
銀時「そりゃな。隣で見てりゃ嫌でも気づく。」
彩音「……ちょっとな。夢見てさ。」
銀時「夢?」
彩音「昔の。まだ刀握って、血に染まってた頃の。」
銀時「……」
彩音「紅葉の色が、あの時の血に見えて……気づいたら、笑うのが怖くなってた。」
銀時「……バカ。」
彩音「は?」
銀時「お前、何年も前の夢にまで縛られてどうすんだよ。それでも笑ってんの見てぇから、俺は隣にいんだろ。」
(少し間)
彩音「……ほんっと、あんたってさ、時々ずるいよな。」
銀時「褒め言葉として受け取っとくわ。」
(その夜・江戸の夜祭り)
彩音が少しずつ笑顔を取り戻している頃、
銀時は屋台で何かを手にしていた。
銀時「……ったく、こんなもんしか買えねぇが。」
(彼の手には、紅い首輪に似たブレスレット)
(帰り道・紅葉が舞う中)
銀時「なぁ、彩音。」
彩音「ん?」
銀時「目ぇ閉じろ。」
彩音「は?何言って──」
(銀時、彩音の手首にブレスレットをそっとつける)
彩音「……何これ。」
銀時「秋限定の安物。だけど、俺が選んだ。首輪は外せねぇけど、こっちはお前の“今”の印だ。」
(彩音、しばらく黙って見つめて──)
彩音「……ありがとな。」
銀時「いいって。……似合ってる。」
彩音「……バカ。面と向かって言うな、照れるだろ。」
銀時「顔真っ赤だぞ?」
彩音「うるさい!」
(風が吹いて、紅葉が二人の間に舞う)
銀時「なぁ、彩音。」
彩音「……ん?」
銀時「もしまた夢見たらさ、今度はそのブレス見ろよ。“もう血の色じゃねぇ、紅葉の色だ”って、思い出せ。」
彩音「……あぁ。約束な。」
(小さく笑う彩音。その笑みは、どこまでも柔らかく。)
ふうううううう⤴︎(最近ずっとこの調子なんです許して)