この作品はいかがでしたか?
46
この作品はいかがでしたか?
46
「俺は俺の運が恐ろしい……」
カジノで遊び始めて大体1時間くらい。俺の手元にはチップが山ほど積まれていた。
最初はポーカーやブラックジャックなどのカードゲームで遊んでいたのだが、俺の強運がここで発揮された。俺がカードを引くと、まあいい手札が来る。手札を明かすたびにディーラーの顔が真っ青になるのが一周回って面白かった。イカサマを疑われ、調べられたがそんなものは見つからない。
結局俺は、カード以外でも負け知らずで勝ち続けた。しかし、これだけ勝ってると怪しまれるだろうな。そろそろ止めて帰ろうかと思っていたその時だった。
「お客様」
黒いスーツを着た男が話しかけてきた。
「なんだ?」
「VIPルームへご招待します。いかがですか?」
男は俺にそう言った。
う~~~ん、VIPルームかぁ……。あんまり深くに行き過ぎるとクロコダイルに近づくような気がしてならないんだよな……。でもまあ、せっかくだし行ってみるか? もう少し稼げるかもしれないしな……。
軽率な思い出俺はVIPルームに行くことを決めた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!