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注意事項・オリキャラ出ます。

・下手くそです。

・中二病じみてます。

・視点がコロコロ変わります。

・「簡単な日本語」と繋がる部分があるので、そちらも読む事をお勧めします。





      ・・・ 炎加視点


 それはある日突然起こった事。誰にでも起こりうる事。

 その日は、僕こと炎加と最近になって付き合い始めた僕の彼女、和華の二人でお買い物デートをしていたんだ。

「こんなにいっぱい買ってもらってちょっと申し訳ないです」

 彼女の欲しい物全部僕のお金で買って、重いだろうし僕が持つ何て事をしていたら、和華は申し訳なくなちゃったみたい。

「良いんだよ。僕がやりたくてしてるわけだしさ」

「う~。炎加が格好いいです~。性格イケメンです」

「ふふっ。ありがと~」

 両手で顔を覆っているけれど、耳まで真っ赤だから照れているのは一目瞭然で、「本当に可愛いな~」って会う度に思って、それが毎回更新されていく。

「可愛いな~」

「へ、えぁ」

 心の声が漏れてたみたいで更に和華を照れさせちゃったみたい。

「声漏れてたか~。えへへ、でも事実だからなぁ」

「もー」

 ちょっと怒らせちゃったかなぁ?でも、本当なんだもん仕方ないよね。何て事を考えながら僕達は帰路を辿っていく。勿論、僕の方が道路側。

 何て言う事無い幸せな会話をしていると、後ろからけたたましいブレーキ音と同時に軽自動車が此方に突っ込んで来た。

「危ない!」

「え」

 気が付いたら和華を突き飛ばしていた。こうしたら被害が出るのは僕だけだから。ごめんね。和華。


       ・・・ 和華視点


 それは突然の事でした。炎加とのデートの帰り道、和華は本当に幸せでした。

「危ない!」

「え」

 和華は気付いていませんでした。後ろから軽自動車が突っ込んできた何て事を全くもって考えていませんでした。炎加の声が聞こえたと思ったら突き飛ばされていました。何で、和華の大切な人は皆こうなるのですか。鈴木さん達みたいに居なくならないで欲しいです。

 車に轢かれた炎加に駆け寄って声を掛けてみるも意識はなくてもう半分パニックになりつつ救急車に電話をした後、愛姉さんにも電話を掛けました。

「愛姉さんー!えぇぇぇん!」

『どうしたんだ?!』

「炎加がー!」

『とにかく大変な事が起きたんだな?××公園近くか?』

「うん」

『分かった。今そっちに行く!待ってろ』

『待ってる間は不安だろうから繋いだまま行くぞ!』

「わがりまじだ」

 本当に不安で怖くって救急車と愛姉さんが来るのはほぼ同時でそれまでの間ずっと炎加の名前をひたすらに呼び続けました。

「よしよし、怖かったなもう大丈夫だ。なんたって能力が回復の湾華を連れてきたんだからな。安心しろ」

 愛姉さんは和華が安心できるように頭をなで続けてくれました。


       ・・・


 しばらくして和華達は病院に着ました。

「出来るだけの処置はしたから死にはしないけど、打ち所が悪かったから何日かは目を覚まさないかも。最悪の場合、記憶喪失になる可能性もある」

 炎加のいる病室で湾華さんからそんか結果を言い聞かされました。死にはしなかったものの和華にとって悲しい結果になってしまうみたいです。

 それから数日間ずっと炎加の看病をし続けました。炎加の家族である、炎吉さんや炎利さん、仏華さんもお見舞いに来たり、和華を心配して愛姉さんや鈴姉さんも時々来てくれました。

 そんなある日、炎加が目を覚ましたんです。その時に和華の能力、召喚で炎吉さんと炎利さん、仏華さん、愛姉さん、鈴姉さんを病室に呼び出しました。

「炎加!目を覚ましたんですね!良かった~!」

 そう言って炎加に飛び付くと炎加は驚いたような顔をして口を開きました。

「誰ですか?」

「へ?和華ですよ!炎加の彼女の和華です!」

 驚きつつも和華がそう返したら炎加は、眉間にシワを寄せました。

「すいませんが貴方のような方を知りません。馴れ馴れしく触れないで下さい」

 刺々しい言葉で炎加は和華の事を突き放しました。

 ドサッと音を立てて和華の持っていたビニール袋は床に落ちました。和華はびっくりして、思わず泣きながら走り出していました。


     ・・・ 愛華視点


 炎加が刺々しい言葉で和華の事を突き放したと思ったら、和華は相当ショックを受けたのだろう。泣きながら走り出した。

 炎加に一言言おうと思い、前に出ようと私がする前に、炎吉が、いや、今は目が赤かったな。という事は大英帝国が居た時の姿、大炎吉だな。大炎吉が炎加の頬を思い切り平手打ちをした。叩かれた本人は唖然としている。

「お兄様……」

「女性には優しく、礼儀正しくしろと昔か ら言っているだろう!それは勿論西華も言っていたはずだ!貴様は馬鹿か!」

 これ程まで怒鳴っている炎吉、、、大炎吉を私は見たことがないな。仏華は、全くもって何事も無かったかのような顔をしてしているし、見たことがあるのだろう。というか、仏華も何時もの赤と青のオッドアイではなく、黄金色に輝く瞳になっている。こいつも昔のフランス王国が居た時の姿になってる。こいつら揃いも揃って何してるんだ。炎利達に知られたくないとか言っていた癖に。いや、炎利が気付いていないからセーフ、なのか?

「すいません」

「炎利、jeの質問に答えなさい」

「今は西暦何年?」

 仏華、、、西華は記憶喪失かどうか調べようとしているのか。

「今ですか?1765年ですよね」

「マジか」

 炎加が話した後五人のこえが綺麗に揃った。

「ちょっと四人とも此方に来い」

 この場に西華、大炎吉、炎利、鈴華を呼び寄せた。

「jeね、さっきの質問で分かったんですけど、これ、記憶喪失ですね」

「だよな。俺もそう思う」

「お兄様とお姉様はどうやって此処に来たんですか?」

「何でも良いだろう」

「ねぇ、これどうすんの?」

「取り敢えず今後どうするかを決めなくてはですよね?」

「だよな」

 それぞれが思うように話して行く。

「うちさ、取り敢えず、湾華呼ぼうと思うんだけど。どう?」

 という鈴の意見にその場に居る全員が賛同した為、取り敢えず湾華を呼び寄せた。

「何でもっと早くに呼んでくれなかったの」

 湾華の意見は最もだが、こちとら驚きすぎて軽いパニックを起こしてたんだよ。

「すまんな」

「で?炎加は記憶喪失と。和華を泣かせたの?!最低~」

 湾華は和華を炎加が泣かせたとき居た瞬間炎加の頬をつねりながら最低だと言っている。

「ひあい、ひあい!」

「和華は繊細なんだよ!も~」

「にしても、これからどうするか」

 そう私が言うと皆黙りコクってしまった。そんな時、沈黙を突き破るようにして鈴華が話始めた。

「も~いっぱい考えるの疲れた!炎加の記憶が戻って、謝って仲直りのハッピーエンドじゃダメ?!」

「そう簡単に解決できたらjeもこんなに頭を悩ませないですよ」

 呆れたように西華が言う。

「炎加の時間だけが戻ったら記憶も戻ったり……なんて、出来ないですよね」

 半分絶望したかのように炎利が呟いた。

時間を巻き戻す、、、?時間干渉が出来る奴がそういえば居たな。彼奴なら出来るかもしれない!

「皆聞いてくれ」

「時間を巻き戻す事なら彼奴を連れてくれば出来るかもしれない」


・・・ 和華と??視点


 走って、走って、走って、気が付いたら和華は鈴木さん達のお墓の前に居ました。

「鈴木さん、青木さん、風堂さんあのですね、和華の恋人の炎加がですね、記憶喪失になっちゃって。和華の事知らないって、触るなって言ってきて、もう、和華はどうしたら良いか分かんなくなっちゃって」

 嗚咽混じりの声で俺らに話し掛ける。足元に涙がどんどん溢れ落ちていって、もう、立つのもしんどくなったのだろう。俺らの目の前で崩れ落ちていった。

「ほら、和華泣くな、俺まで悲しくなっちまうだろ?な?」

 和華の直ぐ側まで行って利久斗はなんとか慰めようとしている。

「ごめんなさい。和華、全然変われてないですよね。だって、風堂さんに言われた時もこうやって泣きながら走り出しましたもんね」

「その事は言わないでやってくれ和華。威月がダメージを食らっている」

 最悪の構図の完成だな。和華が号泣してる側で、ワタワタしてる利久斗に、泣きながら和華に謝ってる威月。大の男がこうも泣きまくるとは。声は届かないのにな。

「和華に沢山“好き”を伝えておいて突き放すなんて酷すぎると思います!和華は、和華は、まだ沢山言えてないのに、、、」

「どうしましょう鈴木さん~」

 俺?!三人ではなく俺特定か?!

「こう言う時に一番頼りになるのは鈴木さんなんです。何か教えてください!和華は戻る勇気もありません!」

「うーわ、和馬だけが頼りにされててずるい~」

 和華の話しを真剣に聞いている時に利久斗がグダグダ言い出した。

「お前は黙れないのか?!」

「先輩方喧嘩しないで下さい!」

「お前は涙拭こうな!」

 カオスだ。もう、収集がつかないぞ。

「ふふっ。皆さん仲良くしてください」

 俺らが喧嘩とも言えない喧嘩をしていると和華が急に笑い出しながらそんなことを言った。

「和華?俺らのこえが聞こえてるのか?」

 確かめる様にして利久斗が尋ねる。

「なーんて。実際の所はどうかなんて分からないんですけどね。なんとなく、三人がワチャワチャ喧嘩してそうだなーって思ったんです」

 はにかんで和華はそう言う。和華はついつい三人が生きていた時の光景を思い出して笑ってしまいました。

「ちょっと勇気が出てきた気がします。和華、炎加の所に行っています!」

「おう!頑張れ!」

「その笑顔のままで居て下さい」

「俺らは側でずっと応援しているぞ」

 全力の笑顔を三人に向けて和華は墓地を後にしました。その時に少しだけ、三人の声が聞こえたような気がしました。


        ・・・


 和華が炎加の病室に戻ったのは夕日が沈みかけている時でした。

「お、和華。ちょうど良い時に帰ってきたな」

 一番始めに話し掛けて来たのは優しく微笑んでいる愛姉さんでした。

「和華」

 声が聞こえると同時にその声の主を見る。そこにはいつも道理に穏やかに微笑んでいる炎加が居ました。

「さっきは、ごめんね」

 和華は何を言うでもなく泣きながら炎加に飛び付いた。

「良かったです」

「グスン」

「でも、どうやって記憶を取り戻したんですか?」

 とても不思議そうに和華は愛華達に尋ねる。

「それはだな、ブラジルの所のドール《仕える者》、炎伯の能力が時間干渉なんだ。だから時間を巻き戻してもらったんだ。ついさっきは帰ってしまったがな」

 どうやら他のドールの助けがあったようだ。

「あ!」

「どうしたの?和華」

「炎加、大好きです!」

 その時の和華の笑顔は一番幸せそうだった。

「本当、俺達守護霊も楽じゃないな。だろ?利久斗、威月」

「ですね」

「私も和馬先輩と同じ意見です」



       ・・・


終わりです。仕える者の表記をドールにしました。いやぁ長くなりました。視点??誰だか分かりました?一応「簡単な日本語」の最後に話してた人が分かるようにしたつもりなんですけど、駄目だったらコメントの方に書いておきます。4643文字お疲れ様です。

 では、バイ​

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