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君の隣にいれたなら

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君の隣にいれたなら

14 - 十四話 壊したくないのに、壊れていく音がした

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2025年07月07日

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((放課後。教室。人気のなくなった時間。🐶と🐰が向かい合って立っている))

🐶「さっきの、見た」

🐰「……」

🐶「あんな顔、初めて見た。ヒョン、あいつには……そんな顔、してたんだね」

🐰「違う。あれは――」

🐶「“違う”って言葉、もう聞き飽きたよ」

🐰「スンミン……」

🐶「俺さ、ずっと信じてた。ヒョンの“好き”を」

🐰「本当だ。好きだって気持ちは、嘘じゃない」

🐶「じゃあ、どうして俺には見せない顔、ハンには見せてたの?」

🐰「……怖かったんだよ。おまえに嫌われるのが」

🐶「俺は、そんなことで離れるようなやつじゃないよ」

🐰「でも、ハンには全部見せてた。だから今、楽だったんだ。懐かしさに甘えた」

🐶「……」

🐰「でも、おまえといると、ちゃんとしなきゃって思う。強く見せようとしちまう」

🐶「そんなの、いらないのに……」

🐰「わかってる。……わかってるのに、上手くいかねぇんだよ」

🐶「……ヒョンさ、俺のことほんとに“好き”って言ったよね?」

🐰「言った。何回だって言うよ」

🐶「じゃあ、俺とハン、どっちが本当なの?」

🐰「それは……答えられねぇ」

🐶「……最低だな」

🐰「わかってる」

((沈黙。重い空気が流れる))

🐶「……距離、置こう」

🐰「えっ……」

🐶「ヒョンが、自分の気持ちはっきりするまで。俺、待つから」

🐰「……」

🐶「ちゃんと“俺だけ”を見れるようになったら、また……教えて」

((🐶は微笑む。でもその表情は、泣きそうなくらい寂しかった))

🐰「……スンミン」

🐶「好きだよ。……今でも」

((教室を出ていく🐶。残された🐰は、一歩も動けなかった))


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