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わんくです。
茶柱様、こんにちは( ´ ▽ ` )ノ
改めてお誕生日、そしてフォロワー数1000人越えほんまにおめでとうございます❕🎉
そして『朱縁詠宮へようこそ』の1周年も!!!🥰
今回は祝い企画の「①小説部門」を書かせて頂きました。
ちなみに友達枠の朱縁創作です❕❕❕
実は「朱縁詠宮へようこそ」が始まったばっかから、朱縁創作?を書きたいって思ってたんすよ………( ᵒ̴̶̷᷄꒳ᵒ̴̶̷᷅ )
てことなんで、今回このような形で……書けてがちハッピーっす………(やかましいわ)
他のフォロワーさん方みたいにちゃーしゅ一組の絵を投稿は許可されてるのは知ってたんですが、
こーゆう創作を書いてもいいのか分からんくて…とはいえ聞く勇気も出ずで、、(´;ω;`)
絵はせいぜい棒人間しか書けないド下手人間でなもんで🤦♀️
とりあえずは、この場を借りて「朱縁創作」を普段も書いても良いのか質問さしていただきたいです<(_ _)>
自分、ほんまにちゃーしゅー組ペアが癖に刺さりまくってて…w
どのくらいかっていうと、
一時期この沼にハマりすぎて、本作の『朱縁詠宮へようこそ。』を10周はしてるくらいです(ガチです)
てことなんで、
自分は2人の口調や雰囲気にはかなり自信がある…と思いたいです(🔥口🔥)و*
あとは普段別のところでの口調だったりを研究したりっすね?
ガチ小説部門最優秀賞なれますよーに❕
なぁこちとら小説リクエスト権とか言う神みたいな賞品がかかってんだわ!!ガチってんだわ!!!
(誰に言ってるん?)
コメントは大変かもやし結果発表まで取っておきたいので無理せずとも( -`ω-)b
初投稿なのも相まってどこかおかしな点もあるかもですが気にしないで頂けると🍀
「」…茶柱様
『』…朱。様
夜の神社は、空が近い。
昼の名残が消えた境内は、月の光だけで静かに形を保っていた。
そんな月が、途中で立ち止まったような形をしている。
朱。は石畳を掃きながら、ふと手を止める。
『……ちゃば』
灯籠のそばで掃除をしていた茶柱が、ゆるく振り返る。
「ん?」
『今日の月、なんか……変な感じしない?』
「また急だねぇ」
そう言いながらも、茶柱は空を見上げた。
その瞬間、未来が流れ込む。
満ちない月。
同じ形のまま、夜を重ねていく光。
茶柱は小さく息を吐いた。
「……あー、これはちょい面倒かも」
『やっぱり?』
「うん。このままだと、満ちる流れが細くなる未来が見える」
朱。は驚くより先に、
納得したように月を見る。
『月さん、ちと困ってらっしゃる感じ?』
「困ってる、って言うほどでもないけどね」
茶柱は肩をすくめる。
「今のうちに気づいてほしい、って感じかな」
『そっかぁー。』
朱。は月を見上げて、すぐにうなずく。
『じゃあ、今なら間に合うんだね』
「そういうこと」
二人は神社近くの池へ向かう。
水面には星だけが映り、月はなかった。
『おー…!星は映るのに、月だけいないね』
「……迷子中かー、」
『迎えに行けばいい?』
「うん。優しくでお願い」
朱。は水に手を伸ばす。
『力、どれくらい使う?』
「気持ち、くらいで十分」
『りょーぉかい』
水が静かに揺れ、夜の空気がやわらぐ。
やがて水面に、欠けた月が映った。
「……あ」
「おかえり。」
『これは成功…したっぽい?』
その瞬間、茶柱の未来視が静かに書き換わる。
月は、ゆっくりと次へ進いている。
「ん、成功したよ。これで先は大丈夫」
『よかったぁ〜』
「完璧って訳じゃないけどね」
『うん。でも止まらないならいいよ』
朱。は月を見上げて言う。
『欠けてても、ちゃんと光ってるんだし』
茶柱は気楽に肩をすくめる。
「欠けてるから、次があるんだよ」
『……なるほど、深い』
「…ww」
社殿に残っていた気配が、すっと薄れる。
月からの”相談”は、これで終わりだった。
『今のが、月のお願い?』
「たぶんね」
『月って、意外とシンプルだねぇ』
「んまぁー、余計なこと言わない性格なんだろね」
「 どこぞの神様と違って。 」
『今の神様が聞いてませんよーに〜』
二人は元の場所へ戻り、掃除を再開する。
はたきの音が、夜の神社に戻ってくる。
『ねぇちゃば』
「ん?」
『またこういうの、来るかな?』
「さぁねぇ。でもまあ」
茶柱は空を見上げて、気楽に言った。
「来たら来たで、なんとかなるでしょ」
欠けた月は、空の高いところで静かに留まりながら、
境内を、二人を、やわらかく照らしていた。
満ちきってはいない光。
けれど不足を感じさせない、穏やかな明るさだった。
今はそれで十分だと知っているかのように。
まるで、この場所で起きたことを、
この先もそっと見守っていくとでも言うように。