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※暴言出てきますが一ミリもそんなこと思ってません。不快に感じた方は回れ右お願いします。
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今日はレコーディング。
大)おはようございまーす
シーン
あれ、二人まだ来てなかったのか…
とりあえず練習しとこ。
🎸〜♪
ガチャ
若・涼)おはようございまーす!
大)あ、やっと来た。
涼)元貴早くない? あ、ねえ若井ー?
若)はいはーい?
二人でどこかへ行ってしまった。
……なんだこの胸の痛み、
レコーディングは何事も無く終わり、自宅へ。
大)寂しい…
不意にそう思う。そう思う度に胸がズキっと痛み、何処からかヒュッと音がする。
大)ん?なんだこれ、光?
ふと横を見ると、小さな光がふわふわと浮かんでいた。好奇心に負けて少し触ってみると手の中に入ってくる。そしてまたあの胸の痛みと音がする。
大)疲れてるのかな。早く帰って寝よ。
気がつくと辺りは真っ暗で、若井と藤澤がこちらに背を向けて楽しそうに話している。
大)二人とも、何話してるの?僕も混ぜて。
二人は冷たい目を向ける
涼)何?今若井と喋ってるんだけど。邪魔しないで?
若)いつも元貴だけが注目されて。俺らの気持ち分かるか?
大)ご、ごめんなさい…。
僕、二人に迷惑かけてるの…?僕ってもう要らない?二人は綴った歌詞みたいには思っていないのかな…。嫌だ、嫌われたくない。僕、二人に何かしたの?ねえ、答えてよ。若井。涼ちゃん。
そのまま二人は僕から遠ざかる。失いたくない。必死に手を伸ばしてみるけど、届くはずがない。大声で謝っても聞いてくれない。お願いだから…
大)独りにしないで…!
あっ…
目を覚ますとベッドの上。夢だったのか。けど…正夢なのかな。二人はどう思っているんだろう。
またズキっと痛みが走る。風が吹くような音がする。寂しい…二人に会いたい。
「緑が深いこの森を抜け その先の街へ行こう」
やっぱり心地良い。
『フロリジナル』大好きな曲だ。
今日はボーカルレコーディングだ。二人も見てくれている。
歌詞を確認していると若井が不思議そうに此方を見ている。
大)そんなまじまじと見て、どうしたの。
若)いや、なんか、元貴の周りに光みたいなのが見えて…気の所為かな。
周りを見てみると、昨日の小さな光が数を増やして浮かんでいた。
大)ほんとだ。昨日はひとつしか無かったんだけどな。
若)え、昨日もあったの?
大)うん、あったよ。
若)ちょっとやばくね?病院行ってきな?
大)行ってる暇無いよ。次の休み1週間後だし。
若)えぇ…まあ気をつけなよ?
大)ありがと。
今日も特に何も無くレコーディングが終わり、会議に参加し、忙しない日が続いた。
大)やっと休みだぁ….
1週間、怒涛のスケジュールが終わり、今日は待ち望んだ休み。そして、この1週間で周りに飛んでいた光は更に数が増え、左足の感覚がおかしかった。
大)病院、行くかぁ…