テラーノベル
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翔太💙「涼太」
涼太❤️「ん〜?」
翔太💙「戸籍捨ててよかったの…?」
涼太❤️「……もぉ俺は宮舘家でいるつもりはないよ…戸籍を捨てれば、あの人たちと縁が完全に切れる」
「父さんと母さん…には申し訳ない」
「大事に育ててくれて愛情も注いでくれてくれたけど俺はもう“宮舘”という肩書が嫌だ」
「だから…いいんだよ」ニコッ…
そう俺は戸籍を捨てた
でも俺は決めている
涼太❤️「翔太は俺をお嫁さんにしてくれるでしょ?ニコッ」
翔太💙「!…当たり前だし…」
涼太❤️「じゃあ俺はもう何もいらないよ」
愛おしい貴方がいるから
それ以上に愛をくれるから
翔太💙「俺は…涼太を巻き込んだことにまだ怖さ感じてる」
涼太❤️「…え?」
翔太💙「もし…涼太が俺を好きになっていなかったとしたら、俺はこんなにみんなの為に戦ってない。」
「でも、涼太を好きになったことでみんなにも興味を持ち始めた…それは俺にとって嬉しいことだった……」
「だから…俺をこんなに幸せにしてくれた涼太を怖いなって思っちゃう笑」
涼太❤️「…!」
翔太💙「俺を怖がらせるぐらい、涼太は俺にとって愛おしい存在…だからこれからもずっと一緒だよ…?ニコッ」
涼太❤️「ふふっ…当たり前だし…翔太」ギュッ
翔太💙「ふはっ笑…これ……あげるよ」
「お揃いね…」 スッ(指
涼太❤️「!…これで…お嫁さんだねっ」ニコッ
この日は、皆が亡くなって壱阡年の日…
涼太はよく夢を見る
懐かしき翔太という存在
涼太「…また夢か」
寿命は誰にでも来てしまう
妖怪であろうと完全に寿命がないわけではない
〝妖怪の俺〟はいつ死ねる…?
涼太「まだ俺は生きなければならないのか…」
死にに行く皆の顔が未だ微かに脳裏によぎる
最後亡くなった翔太の顔は
俺を哀しい目で見ていた
翔太「最後まで…一緒じゃなくてごめん……」
もうやめてくれ…
思い出したくない
あの頃の思い出…
「あれ……この人は、誰だったっけ?」
もう記憶から消えかかっている
涼がいる限り死ぬこともできない
また無限ループが始まる
快晴の冬
縁側に一人座り猫を愛でる
もう誰も思い出すこともできない
「ねぇ…貴方だれ?」
「…僕は…“涼太”だよ」
「そういう君は…?」
「僕……しょーたっ…」
懐かしい響き
「…迷子かい?」
「…なにも覚えてないの」
「そうか…」
「ではこっちにおいで…」
「…りょ、た?俺…」
「…ここに住むといい」
「大丈夫だよ…」
「うん…」 ギュッ
「……今度は」
「俺が守るから…」
’左の薬指に光る輪は…未だ彼を悩ませる‘
end・・・?
コメント
6件
涼がいる限り完全な妖怪ってこと? あ、神なんだっけ…? わかる人教えてください🙇♀️